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日本に学べない海外

2020年05月26日 | 時事
イギリスはずっと否定的でしたからねえ。ちゃんと分析しないとまた同じことが起こりますよ(笑)

自分が思う一番の理由は、何だかんだいって日本人一人一人の素養の高さなのではと思っています。しっかり正しい情報を得て、自身で最善の行動を考え頑なにそれを守る。それだけのことなのではないでしょうか。今回、政府は早々に「3密」というキーワードを出してきて、それを守るようにしか言っていません。都市封鎖のような強制力を伴わなくてもできてしまうところがすごいところですな。自粛疲れだーストレスだーアイツ自粛してないぞーとメディアが煽ろうが乗らない(笑)そもそもそういう思考に至る前に、欧米人ならもう外出しています。だからあちらは禁止措置をとるしかないのですよね。

もう一つ大きいのは日本の宗教心でしょう。いわゆるケガレを嫌う習性です。普段はそうでもなくても、目に見えないウイルスをケガレと認識した時、必要以上に潔癖になるのですよね。これが政府が強制しなくても誰も外に出ようとしない理由です。これは島国根性やイジメにもつながるのであまり良い面ばかりでもありませんが、とりあえずウイルスに対してはてきめんに作用したと言えるでしょう。

日本人の素養の高さは、政府の権限が小さいことにもつながっています。大衆をまとめるリーダーがいなくても、一人ひとりが考えてよい選択ができると言うことですからね。なので、必要以上に大きな力を政府に持たせることは好みませんし、税金も高くありません。「外国は何十万も給付があったのにー」と、国の事情も考えず金額だけうらやましがる人もいますが、外国はそれだけ税金を納めているので保障を求める権利があり、手厚いというだけです。日本も消費税が20%になればそれくらいできたでしょうね(笑)
まあ、今回そのせいでできないことが多く露見しましたが、それでも「大きな政府」に改めるような選択はしないでしょう。中韓のような「再び日本が戦争の道へ歩み始める」と思う人は世界にはもういないと思いますが、戦争の反省から今の強制力も弱くできることが非常に乏しい政府になっているわけで、これほどの異常事態が起きてもその原因である憲法を変えようと言う流れに現時点で全くなっていないところが、欧米人の理解しがたい日本の姿なのだと思います。いったんケガレが祓われると、災禍をきれいに忘れてしまうのですよね(笑)