katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ラス前のオ-ドリ-教室と相席の監督教室

2011-08-07 01:14:45 | モザイク教室
朝は地元の金魚養魚場から・・・。金魚はともかくとして、こんな場所があってね・・


3.40cmはあろうかって蓮の花。こんなのあんまり観た事無かったので結構満足。
ただ画像だと伝わりずらいのね・・・・残念。凄く大きかったんだけど・・・

そんな中、2人共に昼過ぎでメロンを作っていると、近所で仕事をしている日高氏が
やって来る・・・・ここの所、数日連チャン。

すると今日はこんな話から・・・・俺も顔見知りのタイル屋さんが先日の金魚祭りで
作品を見つけてくれたらしく、その後にブログまで読んでくれたらしいんだけれど、

何処を読んだか判らないけれど、日高氏にkatsuさんって子供いるんだね・・・・って
言ってたぞ・・・それでいないよっ・・・と言ったら、いるみたいって返されて・・・

そんなやり取りをしたらしく、まさかの・・・・いるの?って質問・・・えぇぇぇぇぇ
いないし・・・何言ってんだかっ・・・・こらこら。

すると知らない人はそう誤解するような事が書いてあるんだろうなっ・・・・って。
ん・・・・何度も言うがいないのね。

さてそんな中、監督がお母さんとやって来る・・・・そこですれ違った日高氏を見て、
あっ・・・アシスタントの人・・・・って。

実はテレチャンのDVDを見たから・・・・しかし日高氏が判るとはね。
大した洞察力だわっ。面白いアニメなら繰り返し観るだろうから憶えた・・・って事も

あるだろうけれど、多分1回観ただけなのに・・・。ちゃんと観てくれていたんだろうね

さてさて、それでは監督。


宿題としていたこの1cmタイルの3分の1のパ-ツを張るだけなんだけれど、
ピンセットで掴み、ボンドを付け張る・・・・この動作に不慣れだとここまでしか

進まない・・・・やった事無い人には、えっ・・・?これだけ・・・張るだけなのに・・
そう思う人もいるだろうけれど、まっこう言うものなのね。

そんな中、張り終わらない事も想定して、こう言う順番に張ってね・・・と指導する。
理由は簡単。もし張り終わらなかったら残りは宿題にするつもりだったんだけれど、

もし切ったタイルが足りなかったら、何枚足りないか?足りないタイルを持って行かなければならないでしょ?けれど、何枚か判らないのに持って行きようが無い・・・

じゃ適当に張ったら、どうやって数えるつもり?ならば半分を目安に張れば、
きちんと数えやすいでしょ?・・・・こう言う所が大事なのね・・・・

俺はさっき張るだけの行為で不慣れな分、終わらない事を慌てさせる様な事無く、
黙って見ているのみだったのね。勿論、言うだけの事は言ってね・・・・

ボンドのへらは必ず持って・・・ピンセットの先にボンドが付いたらマメに拭く、
ピンセットを持つ手の小指を必ず地面に付ける・・・・とかなり細かくね・・・・

これらの諸注意はこの先終わるまで、ずっと必要な事・・・・とても大事になって来る。
勿論すべて判ってくれる・・・とも思ってはいないが、例え1つでも一人の自宅で

思い出してくれれば、能率効率は上がるはず。しかしこんな言い方で心の中に残るもの
なんてある訳が無い。そもそも学校でも良い国作ろう鎌倉幕府・・・のような、

キ-ワ-ドで憶える事もあった訳で・・・。ならば俺の指導にも当然ある。
まっ良く出て来るのは、バイク乗ってんぞっ・・・。これは喰い切りを持っている手の

脇が空いているって指摘。利き手の脇が空くと、タイルを持つ手の脇も空く。
すると両脇が空く事でバイクに乗っている姿勢になる・・・そんな時にね。

こんな事を4時間ずぅぅっと言われながらやるのだから、随分と面倒な教室である。
でもそれが自宅で1人の時に・・・・おっとバイク乗る所だった・・・と脇締めれば、

俺がいないのに俺がいた事になる・・・それが本来の指導だと思う訳なのね。
つまりそれが伝承。今言った指導はその基礎の基礎だけれど・・・・

それが1人で出来たとすると、身に付けた事になる。本来、人に教わるとは?
1人で出来る・・・これが大事なのだけれど、もっと掘り下げて言えば、

それを踏まえて1人でオリジナルが出来るようになる・・・・それが俺の教室の本質。
ただ体験教室は楽しければ良い。これも本質だが、連続教室は当然結果のグレ-ドも

問われる事で体験よりも厳しい事、面倒な事、宿題・・・と課題はある。
それは体験の楽しい・・・と一線を引く為でもある。

しかもこの教室は展覧会用である。人に観て貰うのだから作る姿勢も問われるはず。
更にこの学校は製作過程も問われる。当然こんな事も大事になって来る・・・・

そんなこんなの製作中は能率効率は問わず慌てないように時間を掛ける・・・がしかし、
そこに時間を掛けてしまうと、当然その分の穴埋め的能率効率が必要になる。

それがさっきのような、いちいち数えるのでは無く張り進めながら数える・・・・って
能率効率を上げる・・・ここはじっくり、ここは能率効率・・・と、

それすらも自分で考える・・・自分で出来るように・・・そんな事も考えての上・・・
つまり製作はじっくり、段取りは能率効率、それが時間内に収めるコツ。

所が、いつ終わっても問題なし・・・その覚悟と時間があると、オ-ドリ-のような
大作なんて作り方もある。そうなると能率効率は必要無くなる。

当然教え方も変わって来る。つまり監督の場合は時間規定がある作り方だからの指導。
けれど、それが無いのなら構想に時間を掛ける・・・と指導は変わる。

1つの教え方で全員の対応をするのが無理と考えるからね・・・・

こんな事を横で聞いているオ-ドリ-は昔の自分を観た・・・・俺に同じ事を言われたはず
思い出したはずなんだけれど・・・・。

しかもお母さんに何度か質問もされて答えていたけれど、何事も無く答えている自分に
気が付かないんだよねぇ・・・・。

何度も何度も凄い・・・って言ってくれていたのに・・・・。
ただ俺の視点はグレ-ドや内容とかでは無くて、手を止めずに聞きながらでは無く、

話しながら・・・をしていた事・・・・見知らぬ人に粗相無く・・・・凄いね・・・
随分と成長したもんだ。自分の意見を体裁で無く手も止めずに語れるなんて、

切る、張るにやっとこさ・・・の状況では全く無理なのだから。
今、目の前の監督はこの教室の初歩、聞きながら・・・・が出来ないのだからね。

でも最初はみんなそうだった・・・・話している俺が邪魔だった・・・でもそれが
いつの間にかもっと上の事が出来るようになって来た・・・・

ここまで来ると、後は経験値さえ付けば、人に教える・・・って指導者側での仕事も
出来ると言う事になる。ただ上手いだけでは人に教えるのは無理なのね。

それはただ自分が出来るだけであって、出来るようにする・・・育てるには繋がらない。
勿論、自分の腕を見せて後は人任せ・・・って職人的やり方はあっても、

それは指導では無く、あくまで人任せ。つまり教わる側の器に期待ってだけで、
指導者の器では無い。そもそもオ-ドリ-も弟子となるのだから、

作品作りが上手い・・・だけでは、幅が広がらない。俺の仕事の中には指導も含まれる。
そこの底上げも含まれた相席ではあったのだが、俺はまだオ-ドリ-に自分自身の

今の立ち位置を教えられない・・・何度と無く伝えているのにきちんと伝わらない。
今オ-ドリ-は何処にいるのか?人にどう観られているか?・・・・

所が人に・・・の発想に戸惑う。つまり私は・・・と言う発想の人だったから・・・
けれど上に行くのなら、人はどう思うか?を知った上で私は・・・と考えないと、

教える側に立った時には、私の押し付けにもなる。つまり必然的に責任を背負うのである
教えると言うのは、臨む所に導いたり、臨むものを探すのを手伝ったり、結局相手次第

だったりもする。勿論、katsuってものが完全体になったのなら、ここはこう言う所です
ってスタイルを打ち出して行くやり方もあるが、まだその知名度はここに無い。

今はその為の準備・・・修行とも思って貰えると良いだろう。
自分を知る。磨くのは腕だけで無い・・・・それは技術だから反復練習。

その技術が安定して来た人は、心なのである。いちいち乱れていては脳からの指令が
ぶれたりする。そう言う点でも、思想のやり取りがオ-ドリ-との教室となる。

どんなくだらないテ-マでも良い。1つの例だが、先日観たお笑い番組の事だった。
その番組はお笑いドラフトなる番組だった。

自分の番組を作るには誰が必要か?野球のドラフトのように駆け引きしながら取るって
企画。たまたまオ-ドリ-も観ていたのでそれにした。

俺さぁ、アシスタントを選ぶ時に高島アナって言われた時に、あぁぁぁっやられたって
思ったのね・・・と言うと、奴も同意見。じゃ優香さんって言われた時は?って言うと

やっぱり同意見。ここまではテレビ通り。じゃここからはオリジナル・・・他には?
って色々と掘り下げると、お互い食い違いがあって、そこで確認する・・・・

ねぇ何が基準?えっと、好感度があって下品じゃなくて、見劣りせず・・・・と
考えが出て来る。良いのね・・・そこで選出する時にえっとどうしよっか・・・と

迷う人を出す事。それをじゃこの人・・・と確実に見劣りする人の選出をしない。
その時に2人共にあぁぁぁって納得した人は合格って・・・・・。

このやり取りが何が大事か?もしこれをタレント名で無く、タイルの色だったら?
もし自分の作品作りだったら?・・・・まっそう言う事なのね。これが俺の指導。


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