katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

クリスマスのオブジェ

2016-11-01 00:36:07 | 商業モザイク
今日は二度寝しちゃって、8時7分なんて事になっちゃって・・・・途中からのべっぴんさん。まっ、昼に見直ししたんだけれど・・・。今日のはかなり内容が俺に取って大事だったのね・・・主人公が商品を作ったが値段を付けていない。そこにアドバイスをされるのだけれど、自分の思いの値段を付ける。

それをお客さんに委ねる・・・まっごもっともなんだけれど、アドバイスをした人もされた人もお金持ちだった人なのね・・・。もう1つは、一緒に作った仲間にお手伝いさんの子がいるんだけれど、この子が知恵があるし、頭も切れるが、しかし何しろ貧乏人の子・・・。

そんな中、立ち上げた店にディスプレイされた商品の素晴らしさに、私は貧乏人だったから、良いものを見た事が無い・・・まさかこんな素敵なディスプレイをするとは・・・・と感心するやら、若干卑下にも思えるため息・・・。この2つは正直非常に自分が問われている・・・と思えたのね。

まず1つ目の自分の思いの値段を付ける・・・確かにごもっともな話だけれど、例えば自分の芸に果たして値段を付けるだろうか?と考えると、普通は提示された金額だろうね・・・きっと。ただ商品を売るって感覚だと、それは大量に何個もあるような感じがするのね。

そもそも1点モノとかオーダーとか、ちょっと感覚が違うような気がするのね・・・そんな中で、一応芸術として扱われた時には色んな事を考えて、更に打ち合わせもし、下絵を描いたりしてデザインからやって、そんなこんなで大抵は1か月以上掛かったりして・・・。

そんな事も踏まえて、最低限の生活をキープって事で、10万から・・・って言う事にしているんだけれど、それは今の俺を芸術扱いして頂いたと言う気持ちを持ってしての金額であり、正直材料やら何やらを差し引くと、やって行ける状況では無いんだけれど、それでも・・とやってたのね。

ただ事実としてはここまでやって来られたとも言えるが、いずれにせよ支援あっての事・・・やはり変えなきゃならないんだろうな・・・と1つ目。
2つ目は貧乏人の卑下にも思える話。立ち上げた商売が珍しいものの場合、そもそもが見た事の無くて当たり前なんだけれど、何しろお嬢様と女中・・・

そんな関係では生活感が違っていても不思議じゃないが、戦後まもなくの話なんで、結局みんなが貧しくなって、その関係も一見平等のようだけれど、庶民としての感覚は女中の娘の方が生活に密着感があって、その土地にあったものを見つけ出す事も出来るだろうが、お洒落感だの目を引くディスプレイとは?

となると、女中の娘では想像は付かなくて当然。要するにこんな掛け離れた人が手を組む事で成功して行く話なんだろうが、お互いの足りない部分を補った・・・そんな感じなんだろう。いずれにせよ、俺も女中の娘と同じようなもんで、芸術とは全く無縁な生き様だったのに目指している・・・。

さてそんなこんなで、ひとまずやるべきはまずは昨日の続きで、クリスマス教室の下地のペーパー掛けとニス塗り。金具付けは明日にする事にしたのね。その理由はさっきの続きにもなる・・・。前々からここに来て考えた事があって、要するに新天地で新しい事をする・・・って事で・・・。

じゃ今何をした?って言うと、お金にならない看板などを3つとハロウィンやらクリスマスの小物・・・大して今までと何も変わらないようだけれど、1つだけ言えるのは、この3つの看板は割と評判は良かったって事。嫌、それを言えば小物も良かったけれど、ここが大事な事で・・・。

いずれにせよ、どちらにしてもオリジナルだから、デザインを考えないとならないから大きかろうが、小さかろうが必ず考えないとならない。そこで小物なら今回のクリスマスの下地なら、彫りまくり・・・って感じになり下地の制作の時間が掛かる。

しかも今回なら12枚作るのに2日間は掛かるだろう。ただこれは宣伝って事も踏まえて・・・となるから、純粋に賃金として見合う事よりも、何しろ知って貰う・・・そんな事が優先になる。これについては、今までもそうしていたんで、特に広がる話では無いのだけれど・・・新しい事探し・・・。

ん・・・と色々最近を振り返って1つ考えがまとまったのね。それが画像のクリスマスのオブジェ作り・・・。要するにお教室の小物はあくまで体験用なんで、どうしても初めての人なんだから・・・と、ハードルを下げる・・・けれど、ただ下げても魅力的では無く、たどり着いたのが彫る下地。

ただ当然、その分、労力が掛かる。それは初めての人に結果を求めるには行かないから、こちらが何らかの手助けとなるべき事をやらないとならない。それが彫るなんて事になるのだけれど、この労力が判って貰うようになるのは、続けてくれた人であって中々体験では伝わらない。

ではこの労力をお教室の下地では無く、作家として作品を作ったらどうなるか・・・?こんな単純な事に気が付かなかった・・・。簡単な話で、お教室の下地作りは何個も作る事で、大量生産みたいになり、katsuの力を分散するものとして、尚且つ彫れてはいるが、所詮小物であり、得意のタイルでは

無い。当然、小物だから凄いじゃなくて可愛いが限界。だから可愛い値段になる。つまり印刷のような大量生産なら1つのデザインが1個当たりの単価が安くても、売り上げは上がっていく可能性はあるが、手作りでは1個当たりの単価が安くては作るほどにきつくなる・・・・。

つまり思いの値段なんか付けていては話にならないだろう・・・。じゃ逆にその時間を作家katsuとして作品を作ったとしたら?と単純に考えると、そっちは2.3日なんて下絵を描いている時間に過ぎず、モザイクまでたどり着くまで行かない・・・。確かに今まではそうだった・・・。

それが先日の日高氏の看板や、アトリエの看板となると、思いの他早く出来たし、割と評判が良かった。これが10日にもなると、甥っ子のウエルカムボードみたいになり、確実に作品よりになった事で評価が変わって来る。要するに看板のような時間で終わるようなモノを売るって言う事は、

やった事が無いのね・・・・もしそんな2.3日で結果の出るようなモノが出来るとしたら?・・・そんな事を思って作りだしたのね。それを何故今なのか?と言うと、ハロウィンが出遅れた分、何もせずに終わったから・・・そこで今日まで飾ってて良かったハロウィンの作品を外して・・・のスタート

そんな中、昨日の画像にも端っこに写っていたが、文字のデザインを考えてあったので、どんな風に・・・と全体のイメージを考えて、倉庫のタイルを見に行くも、何かなぁ・・・とやっていると、すーさんが知り合いのタイル屋さんに連絡してくれて・・・一緒にそこに行く事になる。

そこはご近所のタイル屋さんで、昔テレチャンの時にも材料を貰った事があって・・・・しばらくです・・・なんて話。ただ片付けしちゃった後だったみたいで、結局何も無かったんだけれど、倉庫の中を見ただけでも俺の時とは雰囲気が変わった事が伺えたのね・・・・。

そんなこんなで戻ると、今度は何か見た事のあるご婦人・・・そうね、俺の母くらいかな?・・・みたいな歳って感じ・・・ここは感じね。女の人の歳にはナーバスなんでね・・・仕事柄。誰だっけなぁ・・・この方とすっとんきょうな顔してると、弟さんが、かっちゃん・・・三味線の・・・って。

あぁぁぁぁぁ、すいません。実は10年以上前に、弟さんの紹介で猫が三味線弾いている作品を作らせて貰ったのね・・・・つまりお客さん。最悪だわっ・・・すると、何だか数日前もお見受けしたんだけれど・・・・何か似ている人がいるなぁ・・・・と思っていたらしいのね。

ただ、そこはきっと気が付かなかったと思うのね。何しろ眼鏡外すと、ほぼ何と無くしか見えないから・・・多分、何と無く挨拶しているから・・・
そんなこんなで、ここには昔馴染みの人がいるんで、ほぼほぼリアクションが、あっ・・・・って感じなのね。

こんな事もさっきの話に繋がるのね・・・要するに出て来た登場人物は作家katsuを知っている人であって、小物の下地を彫っているのを見てどう思うかな?・・・・これがもしこのクリスマスの作品を見たら?どう思うのかな?・・・小物の下地でも無く、時間の掛かる作品でも無い・・・。

どちらにしても時間の掛かる事なんだけれど・・・・それを今までを覆す、手間をそんなに掛けない・・・それでも良く見える・・・そんなモノ。
それが思いの値段ってさっきの話なら、思いの作品は作家としてのものであり、小物は宣伝のもの・・・でももう1つ大事なものがある・・・。

それがすーさんにも、レンタルボックスのウダガワさんの主人にも、言われていた生活の基盤になる収入って話に繋がるのだけれど、そんなモノになれるのかな?・・・ってきっかけになるかも知れない・・・そんなものになるか?作り・・・。

俺に取ってはかなりスタイルを変えた作り方であり、結果として良く見えたのなら、具体的に値段を付けて売るモノとするつもり。ただ量産するつもりは無いので、気紛れの1点モノとして・・・そうすれば、デザインは使い回して素材は変えて・・・しかも時間は掛けない・・・。

これなら作家katsuとしてでも無く、先生の下地作りでも無く、生活費を稼ぐ仕事・・・そう仕事って言う感覚で作れるかも・・・と。それなら思いの金額では無く、思いなんか一切無しになるから、ただ切れば良い。それいくら?はいこの値段・・・そんな感じで十分。

こんな程度で作家katsuを名乗りたくは無いんで、何か他の名前ででも・・・と思うくらいだが、ただ悔しいかなこんな早いペースなのに、割と良く見える・・・もし2日で終わったのなら?下地作りの12枚と同じ時間になる。同じ人の労力を比較した時に、明らかにタイルを切らせた方が見栄えが良い

・・・何とも単純な話なのね。いずれにせよ、仕上がってからの話ではあるが・・・。

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