かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

墓参り

2012年08月12日 | Weblog
灯ろうの揺れる炎の石畳
          カランカランと下駄の音(ね)響く



毎年、8月9日にお寺の法要があります。その日は、勤務を休んで、お寺に出掛けるのが毎年の恒例の行事になっています。お寺の中に、家のお墓もあるので、法要とお墓参りです。あまり、お参りできないので、せめてこの日だけはと思いながら出かけています。



花や線香などをもって、お寺へ。



駐車場はいっぱいになっています。家族に先に行ってもらって、隙間を見つけて車を入れました。なんとか間に合った・・・。



お寺の門をくぐろうとすると、電話がかかってきました。学校からです。いろんなところに行きながら、電話の内容に対応していきました。結構時間がかかりました。家族は、心配していましたが、お寺のお昼の弁当には、間に合いました。




毎年一回、ここでお会いできる先生もいます。初めて教員になって、勤務した先生が2人います。2人とも退職をしていて、すでに一人の先生は80歳を超えています。でも相変わらず、毅然としていて元気です。
「かったかさん、もう、今年は、来ないのかと思ってた。」
同じテーブルで弁当を食べながら、新採用の時の学校の思い出話に花を咲かせました。
 「来年もおいでね。」
短い時間ですが、1年に一回の再会です。




お寺の行事のあとは、お墓の掃除などをして、お参りをしました。寺町は、9日に、「寺町灯ろうまつり(七観音参り)」もあり、お寺の周辺は、特に夜はいつもより、ぐっとにぎやかになります。「灯ろうまつり」とは、このように言われています。



「寺町周辺の通りとお寺の境内に紙とうろうが並びます。夕日が沈む頃、紙とうろうに火がともされ、真夏の幻想的な夜を迎えます。周辺の7つのお寺では「七観音参り」も行われています。これは、京都の清水寺の「千日参り」に起源を発し、江戸時代初期より民衆の信仰を集め、参詣すれば千日の功徳があると言い伝えられています。」



灯ろうまつりまで、ちょっと時間をつぶして、夕方を迎えました。日が沈み暗くなっていくごとに、石畳を歩く人も増えてきました。浴衣を着て灯ろうの間を語りながら、歩いています。いつもは、閑散としている場所でのにぎわいを父もきっと楽しんでいることでしょう。



いろんなお寺を巡りながら、お参りをして、接待菓子をいただきました。大小様々な灯ろうの炎が暗闇にきれいに揺れていました。あわただしく過ごしていく時間もスローになったような気がしました。



お寺のお参り、お墓のお参りそして、幻想の世界の中で、心落ち着く一日を過ごすことができました。その様子を少しカメラにもおさめました。