秋・・・学校の行事でも盛り上がり・・・バッテリー編

読書の秋、食欲の秋・・・そして何よりスポーツの秋でもあります。

先日、２年生の野球部のＹくんが、真剣な顔をして「せんせい、いいですか。」と部屋に入ってきました。何かあったのかなと思いましたが、話を聞きました。


「おじいちゃんが・・・。」
うん？


「おじいちゃんが今度、部活の３年生のお別れ試合でピッチャーをするので、せんせいにキャッチャーを頼むと言われました。」


　
Ｙくんのおじいちゃんといってもまだ６０を超えたばかりです。おじいちゃんと言ってもまだ若いです。

おじいちゃんは、往年の地域のエースでした。町体、郡体、一般県体などで活躍をしていました。

それぞれの大会でよくバッテリーを組ませてもらっていました。
　

一般県体で、大分市と対戦して惜しくも敗れましたが、競り合った試合は今でも覚えています。１０数年ぶりのバッテリーです。

野球を通していろんな思い出が残っています。Ｙさんのお孫さんが勤務中学校の生徒で、こうした形で再会、そして、懐かしのバッテリーを組むことができるすごい運命を感じます。

「顧問の先生の了解をとってきたら、キャッチャーをするよ。」
とＹくんには伝えました。Ｙくんはすぐに了解を取りに行きました。
　

そして今日の朝、グランドで久しぶりに会いました。ブルペンで「もう久しく投げていないんだよね。」と言いながら投げるボールを受けました。
　

２イニング投げました。マウンドから投げる姿はかつてのエースの雰囲気を漂わせています。中学生から三振もとりました。

Ｙさんのボールを受けていると、こちらも年齢を重ねましたが、何か青年にもどったような感覚になりとても感激をしました。
　

そしてお別れ試合。たくさんのお家の方たちも見えられて、生徒と野球を楽しみました。

卒業式までまだ間があるのですが、これで３年生のユニフォーム姿を見れなくなると思うと、寂しく感じました。顧問の先生ともそのような話をしました。

できる限り応援に行きましたが、たくさんの感動を３年生からもらいました。


Ｙさんとの再会、３年生最後の雄姿・・・この日のことは忘れることができません。