なんとなくどんよりとした雲に覆われた一日でした。
昨日も書いたように、来週からは気温もぐっと下がってくるということです。
スタッドレスタイヤなどもぼちぼち準備もしておかなければなりません。
そんな中、今日は、佐賀市文化会館で「九州地方更生保護大会」が開催されました。
参加する方々といざ佐賀市へ。
同じ九州でもなかなか佐賀に行く機会はありません。
以前は、高校野球の応援で佐賀の球場に行きました。
そして中体連の柔道の応援で佐賀の武道場に行って以来です。
しかし文化会館の前に球場があるのですが、また新しくなっています。
文化会館周辺にはいろいと新しい施設ができています。
この大会は、5年に1度の開催ということです。
そういう発想と設定もいいのかなと思います。
九州各県から参加者が集まっていたので、1000人近くの人が文化会館の大ホールに集まりました。
佐賀のお弁当も美味しかった。
開会行事からのスタートです。
特に関心があったのは、講演会でした。
「西鉄バスジャック事件の被害者になって考えたこと~加害者も以前は被害者だった~」
という演題の講演でした。
この事件は、2000年に発生しています。
ということは、24年前ということになります。
もうそんなに時間がたっているのかと思いました。
事件の日は、震撼させられ、テレビのニュースに釘付けになったのを覚えています。
佐賀駅から福岡天神行きの高速バスが17歳の少年にバスジャックされました。
多くの人は覚えていることでしょう。
そのうちの1人が死亡、2人が重傷を負っています。
その重傷だった1人の方の講演でした。
生々しい事件の様子、事件から今に至るまでの気持ちの移り変わりなどを話していきました。
とまどいながらも加害者の家族と面会をしています。
小さな環境、少年の基となる家族の親からきちんと謝罪をして欲しいという強い願いを持っていました。
その後、少年院で少年とも面会をしています。
事件から5年経過しています。
ここでも少年からの「すみません。」という言葉があったそうです。いろんな思いはあったでしょうが、少年の生育等のことも考慮しながら、
「これまで誰にも理解されずにつらかったね。」
「これからのあなたの生き方を見ているから。」
というメッセージを送ったそうです。
それから「あの子にも居場所があったら。」という思いがあり、
大学などでも学び、不登校支援の親の会を開き、その後、心のバランスが保つことができない子どもたちの居場所づくりに始めています。
それから「あの子にも居場所があったら。」という思いがあり、
大学などでも学び、不登校支援の親の会を開き、その後、心のバランスが保つことができない子どもたちの居場所づくりに始めています。
「失敗してもおわりではない。」
ということ。
「おこったことは変わらないけど、向き合い方は変えられる。」
「自分を投げ出さないこと。」
を軸に子どもたちに訴えながら、活躍している講師の方の素晴らしさを感じました。