かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

耶馬の里の雪との対決

2017年02月10日 | Weblog
『夜が明けて視界に広がる贈り物
        空から降りた真白な妖精』
 
      
 
 
人々の暮らしと厳しい冬の戦いの中で、そうやすやすと季節は春を渡してくれません。立春とはいえども、寒波はやってきます。

今年最大の寒波がいつもの年とは違った形でやってきて、人々を戸惑わせました。自然の変化球です。
 


今日は5時過ぎに学校に行きました。そんなに驚くほどのことではない、冬の景色でした。


次に予想されるのが、6時ごろから、雪がどんどんと降ってくるというよくあるパターンです。少しずつぱらつき始めました。


ところが生徒が登校してくるころから授業が始まる頃にかけて、どんどんと雪が降ってきました。
 

この時間から降る雪なら、ふだんだったら、しばらくして陽がさしてくるような感じですが、今日の雪は降り止むことを知りません。そのうちに、学校に送ってきたお家の方が、
「今なら、迎えに行けますが、時間が経つと怖くて行くことができないかも知れません。」
という電話。
 

学校の場所によっては30センチ近く朝から積もったところもありました。車の上は、21センチでした。
 

一日、思いがけないバスの運休、断水など、言えないほどのハプニングの連続でした。12時に授業を打ち切りました。メールや電話から迎えに来てもらえるところから帰っていきました。


今までの本校の歴史の中で、雪道を歩いて帰る中で、死亡事故がおこっています。事故を避けるのは絶対的なものです。メールは、


【緊急連絡】
12時をもって、雪のために授業を打ち切ります。次の対応をします。

①生徒に電話をかけさせて、お家の方に迎えにきてもらいます。徒歩下校、自転車下校はさせません。
②迎えに来ることができないお家の方は、来ることができるようになるまで、安全のために学校に待機させます。
③家に帰り着いた生徒は、必ず学校に電話をさせてください。生徒全員の帰宅を確認します。




事故がなく生徒たちが全員無事に家に帰り着いて安心しました。たくさんの関係者の方々のサポートもあって、災害がなく無事雪の一日が終わりました。

カレーパワーで仕事にパワー

2017年02月09日 | 大分県
『どんとこい 朝昼晩のカレーパワー
          辛さも体に気合も入る』 
  
    

 

明日は、寒さが戻ってきます。冬型の気圧配置です。今年は雪での対応が例年になく少ないです。しかし油断は大敵。今日は先生方とも対応を確認しました。明日の朝は、5時30分集合になっています。



学校では対応をするときだけ、メールでの発信や連絡網で先生そして家庭に回していきます。事故がないことを祈りながら、苦手な早起きをします。
 

そんな学校も今日は、夕方まで出張などのパレードでした。午前の出張が終わってから、昼食でイオンに行きました。かつての生徒が頑張って働いています。

その頑張っている話を聞くと、こちらも元気が出ます。
 

「SPICE」というお店です。大好物のカレーやオムライスが主な料理です。

Yが遊びに来たとき、メニューも持ってくるので、何を食べるのかはしっかりと考えて店に入っていきました。厨房をのぞきました。いません。

店員の方に聞くと、今日は、出勤日でないということ。アポなしはやっぱりだめか。

残念。


店から電話をして、来ているということだけを伝えました。
 

「頑張っていますよ。」
と店長さん。またその言葉がうれしく思いました。いろいろと話をしましたが、店の心も雰囲気もあたたかく感じました。
 

オーダーです。昨日の夕飯もカレーで、今日の夕飯も残りのカレーと想像できますが、ここは牛すじカレーでしょう。値段もリーズナブルです。
 

おいしく食べることができました。食べながら、

「おいしいよ。でもYが作ったカレーを今度食べたいね。」

と電話で話をしました。
 


美味です。ぜひ、一度行ってみてください。朝、昼、晩が連続カレーでも全然苦痛にならないかったかくんのお薦めのおいしさです。


午後からの仕事のエネルギーをもらいました。はい。

春の予感

2017年02月08日 | 大分県
『夢つかむ 春の足音近くなり
          君の力で花開かせる』
 
      

 
三寒四温。これを繰り返しながら春を迎えていきます。だんだんと山が茶色っぽくなってきています。花粉症の季節になっていきます。またしばらくは花粉症との戦いとなります。
 

学校では3年生は受験モードとなっています。始業の前に教室を回っていると、ほとんどの3年生が黙々と勉強をしています。緊張感があります。受験の季節もほぼ半分が終わっています。


私立高校から県立高校を中心とした受験になっていきます。
 

ふと母校の生徒たちの姿を見ると、わたしたちの受験の頃を思い出します。当時は、「過疎」という言葉はあっても1学年200人近くいました。通学方法は耶馬溪鉄道でした。


利用している生徒も多い中で、家の近くの平田駅はラッシュでした。2両編成で満員です。多くの高校生が「平田駅」に降りてきます。中学生は乗り込みます。


降りる高校生は100人以上、乗る中学生は150人近くです。入れ替わりです。



中津地区の高校での受験は、受験生みんなで駅近くの旅館に2泊の泊まり込みでした。
 

先生たちもそれぞれの三者面談などは大変だったと思います。担任の先生は、時々は今でも会う機会はありますが、丁寧に指導してくれました。最後の三者面談で言われた言葉も部分的に覚えています。
 

今は、ぐぐぐっと生徒数が激減しています。ちょっと寂しく思いますが、それでも生徒たちは頑張っています。
 

今日も夕方、担任の先生が生徒に用事があって電話をしていました。
「今、なにをしているかな?」
と優しく言葉をかけています。受話器の向こうにいる生徒と先生が話している言葉になんとなくほのぼのとしたものを感じます。


受験で悩んでいるだろう生徒には、声をかけたり、調べたりしています。


寄り添っているなあと感じます。
 

長いスパンで考えると、高校受験は小さいことになるかもしれませんが、目の前に「受験」がある生徒たちにとっては大きな山が立ちはだかっています。


そんな中で、家庭での心配りや先生たちのサポートは大きな支えになるんだろうと経験からも思いますし、今、生徒たちと先生の姿を見ながらも痛切に感じます。
 


受験生のみなさん、春を迎えるまであとわずか。

「Do your Best」

最後までの粘りを期待しています☆

「冬来たりなば春遠からじ」

花の咲く頃の思い出

2017年02月07日 | 大分県
『空見上げおみくじ梅に結ぶ母
       孫思う手の しわも伸ぶ』 
 
     

 
畑の梅の花がきれいです。木の下に行くと、ほのかないい香りが漂ってきます。梅の花やすいせんの花の香りは、春を呼ぶにおいがします。それは幼いころから、この時期に感じてきたからでしょうか。


母は孫の受験がある時は、紙に母の祈りの言葉を書いて、梅の枝に必ず結びつけていました。
 

小学校の頃、先生が、「家に花がある人は、教室に持ってきてね。」と言うことがよくありました。


今は、学校に花を・・・そんなことも少なくなってきているような気がしますが、当時は、だれやかれやが学校に花を持って行っていました。


特に冬場には花が少ないのですが、うちの畑には、梅の花かすいせんの花ならありました。
 

朝、学校に行くときに、畑に行って、包丁ですいせんの花を切っていました。切る時のあの春を呼ぶすいせんの香りが大好きでした。


しかし、すいせんはどこから切っていいのかわかりません。根元から切っても葉と茎は分かれてしまいます。


子ども心に悩みながら、すいせんを切って、新聞に包んで花を学校に持って行っていました。
 

学校に勤務して、担任をしているときは、

「花があるところは、月曜日に持ってきて下さいね。」

と頼んだり、学級通信で呼びかけたりしていました。


教室に花があると、また雰囲気も変わってきます。月曜日に持ってきてもらえると、その一週間は教室に花があります。それ以上だと枯れてしまうこともあるので、月曜日が入れ替え日でした。


担任した学年で呼ぶ名称も違うのですが、「教室環境担当」とか「花がかり」がお世話をしてくれていました。
 

今も、すいせんが幼いあの頃のままに、あの頃の場所に、あの頃のように変わらないまま裏の畑に咲いています。梅の花も同じです。
 


体の中に、幼い頃からの大切な思い出が詰まっているのでしょうか。今でも好きな花は、「梅の花」「すいせん」です。


*PS 梅の花の花言葉は、『高潔』『忠実』『忍耐』『気品』です。でも~~でも「すいせん」は、花言葉は、「うぬぼれ」、「自己愛」、「エゴイズム」です。あらあ~。


オチがついたところでおしまいです。

第12回つながりの会のお知らせ

2017年02月06日 | 大分県
『大切な人と人とのつながりは
         歩く道での心の支え』


 
「第12回つながりの会」を春先の3月20日(月曜日 春分の日)に開催します。

豪華ラインナップでつながりの会をつなげてきました。

今年度に入って、「子育て奮闘中」ということで、子育てに頑張っているお母さん「きみよさん」のお話、「東ン谷の山あいの臨床心理士 はるちゃん」が登場しました。


前回は、「ふるさとのお母さん 佐藤美知子さん」でした。これまで保育園や親としての子育てを通して、「子ども」をいろんな角度から見てきたことを話をしてもらいました。


今回は、かったかくんが尊敬&尊敬の匠の技の「井堀仁智さん」に話をしてもらいます。いつも井堀さんの作品に出あうとき、感動をします。



井堀さんは、卒業制作などに小学校に出向いてサポートなどもしています。広い視野の中で、物事に対応しています。子育ても含めて、歩いていく中で、悩んだり苦しんだりすることがあります。


その中で、自分の立ち位置ややるべきことを見失いがちになります。
 


こだわる、ブレない・・・そのことを匠「井堀さん」の話から、またみんなで話を共有する中で、楽しく意義のある時間にすることができたらと思います。

井堀さんは「いつもブレブレ」と言いますが、めったに聞くことができない貴重な話です。


「井堀さんの思い、生き方、発想」から時間をみんなで共有することで、子育てをはじめ、どこかで生かされることがあるでしょう。

子どもたちを目の前にして、親としてしっかりと軸を持っていることが大切だと思います。「ブレない、こだわること」ちょっと参考にしてみませんか。
「つながりの会」は、だれでも参加できます。気軽にどうぞ。では日程を紹介しましょう。



(1)日時 3月20日(月 春分の日)18時30分からです。

(2)講師 井堀仁智さん(一級建築士)
○「ブレない、こだわりの生き方」の話

(3)かったかくんの家の座敷

(4)会費 無料

(5)定員は20名程度(資料やカレーの関係で、事前に連絡し
   て下さいね。

(6)プログラム
①18時30分・・・・・・カレータイム
②19時・・・・・・・・・お話(井堀仁智さん)
③20時・・・・・・・・・雑談会(トークタイム)
 

【終了予定時間 21時予定です】



(7)その他
○車は、坂のところに止めて下さいね。
○おかせいできる方は、17時30分にお願いします。    
 


子育て中の方もそうでない方も地域の方もみんなで会話を楽しんだり、悩みを相談してみませんか。子どもたちも来場OKですが、小学生は、1時間読める本を持参してくださいね。 
 



みんなで思いの「伝え合い」をしませんか。

ふるさとに子どもたちの賑わう声

2017年02月05日 | Weblog
『北風に負けじと駆ける子どもたち
            鼻水袖に 歓声あげる』



 
季節ごとにいろんな子どもたちのイベントがあります。子どもたちが少なくなっていく中で、交流の場はとても大切なことだと思います。そこで、心も育まれていくのでしょう。


 

昨日の午前中は、保育園の「もちつき大会」に参加しました。着くと、すでに保育士さんたちがもちをついています。保育士さんたちも張り切っています。


保護者の方は、かつての生徒たちがいっぱいです。

着くやいなや、きょうこちゃんが、
「せんせい、はよつかんと。」
エプロンして、きねを持ちました。

園児もグランドを駆け回ったり、もちつきの様子をじっと見入ったり、にぎやかになってきました。


園長先生も自らいろんなお世話をしています。めぐさんやみほちゃんたちも保育士としっかり会を盛り上げています。じゅんくんやだいちゃん、ちかちゃん、ゆかりちゃんなどしっかりパパ、ママとしての貫禄ができています。


優しく子どもたちと接しています。

ほのぼのとしています。きねときねがぶつかると、
「あんときのうらみや。」
うらみをかったことはありません・・・。


 


手際よい園や保護者会の役員さんたちのおかげであっという間につきあがりました。家族とも楽しい時間をもつことができました。口の周りにきな粉がついた子どもたちの顔に癒されました。
 

そして、今日は、「第3回耶馬溪軽スポーツ大会」が開催されました。たくさんの耶馬渓の子どもたちがB&Gの体育館に集まって、軽スポーツを競い合いました。全部で16チーム。


種目はフロアカーリング、スカットボール、ペタンクの3種目です。教員チームでも1チーム作りました。オープン参加ですが、いくら子どもたちでも負けられません。
 


広い体育館が沸き上がっています。ふるさとの子どもたちが集まって、こうして交流ができることもうれしいことです。


かつてはスポーツ少年団のお別れ会として、いろんなスポーツでにぎわった会でした。

子どもたちの数が減り、スポーツ少年団もなくなり、体育館での軽スポーツでの大会となっています。そして盛り上がっています。

子どもたちを大切にしてくれる主催者に感謝です☆
 

中学生男子チームが優勝しました。笑い声もいっぱい。勝負も真剣。有意義なふれあいタイムでした。
 

ちょっと自慢。ほかの種目はまあ、だめでしたが、スカットボールではギネス?スカットボールは、5球打ちます。これって、すごくないですか?

我ながら感動しました。いんちきではありません。
公認です。はいっ。

ディズニーの心を込めておもてなしを学ぶ

2017年02月04日 | 大分県
『ディズニーの心を込めておもてなし
       笑顔が似合うハッピーパーク』

 

春も間近と思えるような空気が流れる一日でした。梅の花も少しずつほころびかけています。
 

午後から、旧知の友のKさんに連れられて、家族とともに、大分のコンパルホールへ。専門学校主催の特別講演会に行きました。
 


「ディズニーで働いて見つけたおもてなしの秘密」


という演題での菅原齋(かんばらさい)さんの講演会でした。


菅原さんは、かつては、キャストとして、ディズニーランドで働いていました。その経験を通しての話をしていただきました。今の時代だからこそ、必要なことを伝えるだけに、全国各地で講演をして回っています。


 

大分の人気の専門学校主催です。最初に、院長先生が、


「うちの学校は、就職率もよく、企業が学生を欲しいと言ってきます。

しかし、長野県のある専門学校は、企業から「あなたの学校の生徒と一緒に仕事をしたい。」と言ってきます。

うちもレベルの高いそのような学校にしていきたい。


では何ができるか、まずはあいさつ、掃除をする。でもそれだけではありません。

あいさつ、掃除を心を込めて真剣にする、というところから取り組みをしています。今、それができています。どこの学校にも負けません。0.2秒で返事をする。「でも」の人になってはいけない。


頼まれたら行動をしよう。頼むということはあなたに期待しているからだ。」

 


まだ講師の話を聞いていないのに、主催者のこの冒頭のあいさつを聞いただけで、身が引き締まりました。すごい重みのある言葉。
 

講演も2時間、ばっちりありました。しかし有名な、ディズニーランドの接遇の話です。その中心となったキャストの経験から話です。
 

うなずくことばかり、反省することばかりです。
 

おもてなし、接遇など大切な心の話に、これからの時代を担うたくさんの若い人たちが会場に詰めかけていたことが、頼もしく嬉しく感じました。
 


日本で一番「ありがとう」が生まれる、日本でたくさん「感動」が生まれる場所にした要因には、ディズニーランド独自の経営方針があります。


○人によって、方針の解釈が違わない一貫性を打ち立てています。

①人の脳は否定形を理解できない仕組みになっている。
×立ち止まらないで下さい。○ゆっくりお進み下さい。


②すべてのゲストがVIPである。明るい笑顔。最高の一日はあなたの笑顔からを意識する。
・心を込めたあいさつ ・丁寧な言葉  
・気持ちのよい話し方 ・相手の立場に立つ
*このことが、またこの人に会いたいという気持ちにさせる。


③知識の時代でない、行動の時代である。
・かつては、末は博士か弁護士かの時代でした。勉強ができれば、全てよし的なところがありましたが、情報端末の発達により、知識より行動の時代になった。
・知っててもやらなければ、知らないことと同じである。
・写真をとりましょうかという勇気。


④つながる言葉を使う。
・「いらっしゃいませ。」は禁句である。ディズニーランドは、この言葉を使わない。「いらっしゃいませ。」では客から言葉をひきだせない。「こんにちは。」だと「いい天気ですね。」とか、「とてもきれいですね。」とお客様と会話、言葉が繋がっていく。言葉のキャッチボールをめざしている。


⑤自分の店の料理はうまいと思ってはいけない。
・自分の店の料理がうまいと思うと、おいしくないと客が言えば、客の味覚のせいにしたり、誰かの責任の転嫁になってします。

 

やわらかな空間の中で、あっという間に、2時間の講演が終わりました。まだまだたくさんあるのですが、書ききれません。「お客さんの最高の感動を創る」ための最高のおもてなしをしています。


読んで下さる方に少しだけしか書ききれていないのですが、シェアをしますね。
 

「感動を創る講演」に感動しました。


帰りは、中津の「こうひいや」で講演の振り返りをしました。そこでもたくさんの方々との出会いがありました。

ふるさと再発見、ふるさと紹介

2017年02月03日 | 大分県
『陽が昇り 冬の季節にもみじ萌ゆ
        青空の下の 耶馬の山なみ』


 
今日は節分です。いろんな家庭に鬼が出没?して、鬼も忙しい一日だったと思います。そして暦の上では明日から「春」となります。「春」という言葉のだんだんと身近に感じることができるようになるのでしょう。

『2017年の立春は、2月4日となっています。立春は、節分の翌日と覚えている方も多いと思いますが、実は節分は必ずしも2月3日とは決まっていません。
節分が2月3日とされるのは2014年までとされ2015年では2月2日になります。


また、節分とは現在では豆まきをして鬼を払い福を呼ぶ行事そのものを指しますが、元々は季節の区切りとされ、それを季節を分けるという意味で「節分」と呼んでいました。


すなわち節分とは、春を迎え新しい一年の始まりの前に邪気を払うための行事であり、立春とは季節が冬から春になったその日を指すのです。』





 
朝、あいさつ運動で立っていると、目の前の山に朝陽があたります。朝陽のだいだい色がもみじが燃えているように色付けをしていきます。


それがとても鮮やかで、改めてふるさとの自然の美しさを感じます。


朝の季節の美しさから体に「気」をもらっているよう感じがします。
 


ふるさとっていいなあと改めて感じます。


 昨日の事です。地域の会議に参加しました。ふるさとの平田地区の景観についての会議で、この日は、実際に現地に行き、名所旧跡を見学しました。メジャーではありませんが、ふるさとの歴史を感じることができました。
 


まず、平田城址です。ちょっと遅れていったので、みんなは先に登っています。一人で城址まで登っていきました。そこから見える立留の景がとても綺麗です。黒田官兵衛ゆかりの城跡です。官兵衛もきっとこの景色に見とれたことでしょう。 

「絶景かな、絶景かな。」
 



次に岩屋の久福寺です。久福寺門前の宝塔が迎えてくれます。

室町時代からの贈り物です。




一本の木でできた仏像もあります。何気なく幼い頃、来ていたところですが、歴史の重みと先人のすごさを感じます。



久福寺の上にそびえる岩全体が仏を表しているとか。 




マイクロバスが、西浄寺へ。


戦国武将の大内氏の額がありました。園児としてしっかりここのお寺で育ちました。 



大正時代、作られた5連のアーチ式の石橋がお寺の横にあります。2012年の水害に遭遇して、現在改修中です。戦前、戦中、戦後とふるさとの人々の生活路として生きてきています。
 




歩いて、平田邸です。最近、ちょっと有名になっています。国の文化審議会は中津市耶馬溪町の平田家住宅を国の登録有形文化財とするよう文部科学大臣に答申しています。すごい。
 



木造3階建てです。





久しぶりに来ました。でっかい。きれいです。広瀬淡窓の書やなんと大石内蔵助幼少の書などが各部屋にあります。




3階に上がると、木造で、三方が総窓です。城址、山国川、立留の景などがとてもきれいに見えます。



室内の電気もおしゃれです。さらに、なんと幼い頃、「平田さんのところに行ってから、畳のトイレがある。」とよく聞いていました。
 


あった、幻の畳のトイレ。すごい。本当だった。




トイレの手洗い場も趣があります。見るのが夢だった。ちょっと感動。



 

見学もだんだんと終わりに近づいてきます。耶馬溪鉄道平田駅跡に向かいました。



幼い頃は、ここには、駅、数軒の食堂、映画館、郵便局、電気店、酒屋、魚屋、しょうゆや、食料品店、かじやなどがある平田メインストリートでした。
 

今はもう、昔。あのにぎやかさはありませんが、いろんなところに面影が残っています。 
 


城井小学校跡地に。今は、「木精座」という珈琲店になっています。おっ、ここで珈琲タイムか、と思ったのですが、見学だけ。通過です。

城井八幡社などにも行き、3時間弱の見学が終わりました。
ふるさとの史跡などの重みを改めて感じました。


 
ぜひぜひ、訪れてみてください。ゆっくり歩くのも情緒があります。これから開発されていくのでしょう。
ふるさと再発見、ふるさと紹介でした・・・☆

寒さの中のあったかいドラマ

2017年02月02日 | 大分県
『緊張を コートで隠す受験生』

 
いつもの審判員をされているMさんから、俳句つきのショートメールが送られてきました。今日は、
 
「渡り鳥 その日に備え日本食」

なんだか情景が思い浮かばれます。本当に日本に渡ってくる鳥が日本食を食べているような錯覚に陥ります。Mさんの言葉の感性が大好きです。

17文字からMさんの思いとか、優しさが感じられます。

今日は、県内の私立高校の一般入試でした。勤務する学校は貸し切りバスで受験先に向かいます。マイナスの朝の気温でした。緊張と寒さがバスに乗り込む前、生徒たちに走ります。

その生徒たちの姿から、冒頭の句をMさんに返しました。
 

こんな寒さの中ですが、学校では、生徒たちのちょっとしたふるまいの中に、優しさを感じるあったかい場面に出くわしました。
 

校舎内を回りながら、掲示するものを貼っていました。休み時間、活気のある生徒たちの声が聞こえてきたり、こちらに声をかけてくれたりする中、作業を進めました。
 

次の授業をするために、ある先生が教室に入ろうとしていました。ちょっと離れたところで、生徒が先生を見つけ、
「先生、風邪大丈夫ですか。」
と声をかけていました。

先生が風邪をひいているのを知っていたのでしょう。
 

ちょっとした言葉ですが、とても言葉が自然で、きれいでした。
大人が大人に優しく相手を気遣って、声をかけているような、そんな一瞬と空間でした。


わたしももちろん、感動。言われた先生もにこっと笑顔。


「先生、相手を思うあんな言葉をかけるなんて、すごい感動ですよね。」
と話をしました。

「うれしいですね。」と先生。

そして、今日の受験会場の玄関での昼休みの会話。
 
「弁当のお箸を忘れていた。」
と担当の先生と生徒の会話。

手で食べた?
 

ところが違うんです。昨日のクラスの中で、担任の先生が、

「明日、お箸を2膳よかったら持っておいで。」

と伝えていたそうです。

それは、受験会場でおはしを忘れた人がいたらいけないという先生の思いからです。そういうことを考える先生はすごい。

そしてそれを実行する生徒もすごい。
忘れた生徒に2膳持ってきていた生徒が渡したそうです。


 

受験票などは、当日会場で渡していましたが、弁当のお箸となるとふだん給食だけに忘れる人もいます。

受験という緊張する中で、周りをしっかり見ることができる生徒の話にまたまた感動。

「緊張をハートで包む受験生」
なんですね。

かったかくんの夢~生徒との大切な関わり~

2017年02月01日 | 大分県
『子どもたち 心をこめて接したい
        悔いの残らぬ 今ある日々を』

 

数ページにわたりAくんへの想いをたくさん、書きました。今日、Aくんに読んでもらいました。Aくんとの出会いから書いた徒然なる文の一部です。



『Aくんの通信制高校卒業まであと2年。わたしの夢の一つにかつての生徒のAくんの通信制の高校を卒業をさせることにあります。

Aくんの夢の応援を精一杯していきたいと思います。

今、週末などに一緒に勉強に頑張っています。

また、
「A、一回高校やめて、また今の学校をやめたら、Aが周りから「やっぱりの」と言われることが悔しい。」

とAくんに言います。
Aくんも
「ぼくもそう思う。」
とうなずきます。

周りから見ると、小さな夢だけど、Aくんの卒業がわたしにはとっては大きな大きな目標です。

わたしの夢は、勤務する学校の生徒を大切にすること、また立場的に市内全体の子どもたちのことも大切に考えることができること。そして、Aくんを卒業をさせること。

2年後高校を卒業して、わたし自身も2年後、教員として卒業できることが、「悔いがない」かなと思っていますし、夢、目標です。

そのことが、「かったか」らしい辞め方、ゴールかなと思っています。

今日も一緒に卒業するぞと励ましあいました。』