南部曲谷を移築
国指定重要文化財の旧飛田家住宅
NHK大河ドラマ 西郷どんの撮影に使われたそうです
万葉集の歌碑
古河桃まつりは江戸時代に古河藩主・土井利勝が、領地に桃を植えさせたことに由来します。公園内には、「矢口・寿星桃・源平・菊桃・寒白・照手」の6種類の
花桃があり、桃林は鮮やかなピンク色で染まっていました。現在1700株あるうちに咲いていたのはピンクの矢口が主で、八重咲きの寒白も見られましたが
その他は4月にならないと咲き揃わないそうです。なんでも領地には燃料となる薪が乏しかったので成長が早く果実となる桃が選ばれたとか。
昭和50年の古賀公方公園の開園を機に花桃を植えて江戸時代を偲ばせる桃林を復活させました。
お天気の良い平日に行ったのですがⅠ時間に1本の臨時バスは超満員でした。各所にある池や沼の水辺にはしだれ柳がなびきピンクの桃と調和して長閑な春の
風情をたのしませてくれました。
万葉集にも登場する古河の農民や防人の歌。
麻久良我(まくらが)の許我の渡りの韓梶(からかじ)の
音高しもな寝なへ児ゆゑに
(佐竹昭広 他校注『万葉集(四)』岩波文庫 より)
なお、ほかに「許我」が詠まれた歌として、
逢はずして行かば惜しけむ麻久良我の許我
漕ぐ舟に君も逢はぬかも
(同書より)
許我が今の古河になったそうです。
緋桃咲くまくらがの里紅匂ふ