一昨日雨上がりの快晴の日に埼玉県志木市にあるチョウショウインハタザクラを見に行ってきました。
目通り樹周り3.05メートル、高さ11.2メートル、推定樹齢400年以上のハタザクラです。主幹は途中で折れていますが
花は大きく、一重咲きの花に雄しべの一部が花弁状に変わった旗弁(1から2枚)を生ずるヤマザクラ(バラ科)の一種で、
この種のハタザクラとしては、他に類がなく唯一の栽培品種だそうです。
桜の花はふつうは花びらが5枚ですが旗桜はその5枚のほかに、中心部に1枚か2枚(ときにはもっと)の花びらのような
パーツを持つ花をつけます。
この余分なものが旗に見えるところからの命名で、これが珍種のゆえんだそうです。この旗は花びらではなく、雄シベが
変形したものとのこと。
初めて目にするハタザクラでしたが全部の花びらに旗弁があるわけでないので、目を凝らして探して見つけた時は宝物を
発見したそんな気分で嬉しかったです。満開は少し過ぎていて淡い葉もすでに出始めていました。
東上線柳瀬川駅で降りて柳瀬川の土手をゆっくり歩くこと20分位で目的地につきました。その土手はいま川沿いに2㎞
に渡って桜が植えられ土手には黄色い菜の花も満開でのんびり散策している家族連れを見かけました。
来年はもう少し早く訪ねたいと思います。