※当初タイトルにあった「一時倉庫」という名を「日記フォルダ」に改称しました。
AutoMemo2(※テキストメモ)は、一行目をタイトルとして自動保存できます。そしてワンクリックで保存フォルダを見ることができます。保存フォルダを開くと、一件ごとに一行目がずらりと表示されます。かなりのまとまりで件数を一覧できますし、一行目が並んでいるので中身の見当もつきます。これはいい……。
それでAutoMemo2を日記用に使いはじめました。Calc日記をスクロールすることにくらべると、一覧性は劣ります。並べ替えができませんから、大分類項目でまとめて、その分野の記事だけを閲覧することもできません。Calc日記にくらべるとマイナス点が大きい。しかし、気軽に記録できることがメリットです。「気軽に」ということは、「まめに」ということにつながります。それに、くりかえし悩んできた「一発消滅」がありません。
私は、インターネットから記事を切り取って、図表もいっしょに保存することがけっこうあります。この場合は、AutoMemo2だけではできませんので、リッチテキストのワードパッドを使っています。図表がなくとも、少し文章が長くなると、文字修飾のできるワードパッドがいい。太字にしたり、カラー文字にしたりすることによって、文全体の把握がしやすくなります。そのほかに、野花、昆虫などの写真、絵などをそれだけを単独で保存することもあります。
この夏ごろからは、これらをなんでもかんでも『日記フォルダ』に入れています。フォルダの中のファイルはなにもかもごちゃまぜです。ファイルタイトルを見てファイルを開くと、タイトル以外のなんの記事もないこともあります。それは、単語だけか、文節だけのメモ書きなのです。それでも1ファイルになっています。青空文庫からもらった小説なんかも、文字量の大小に関係なく一つで1ファイルになっています。裏庭でとった野花カタバミの写真も一枚で1ファイルになっています。フリーソフトの図解入り使用説明書も、例外はあるものの一つのソフトで1ファイルになっています。
そうしてみてフォルダを開いて、ずらりと並んでいるファイルタイトルを見流してみます。並び方やスクロールの味ぐあいを見てみます。それだけでは薄味すぎました。字面が並ぶばかりで、目に入ってくる景色がうっすらして、瞬間的にピンとくるところがありません。
フォルダを開くと、画面いっぱいに等間隔の文字が広がっています。このときは目を見開いて、画面全体をパッ、パッと見ていきます。一回の視野で、目的の記事を見つけようとします。画面の切り替わりごとに1回の視野です。そうすると、画面いっぱいに同じ印象の文字が並んでいるだけでは、みつけだすのに疲れが多いのです。
しばらく実験使用してみた結果、このやり方で、目的のファイルをより見つけやすくするにはどうすればいいかと考えました。日記フォルダを開くと、ファイル名が並びます。
第一に、このファイル名が大切です。ファイル名だけでファイルの中身の概略を想像できるものでありたい。私は、ほぼそういうタイトルのつけ方が身につきました。きれいである必要はない。自分自身にとって閲覧しやすく、そして自分自身にとってわかりやすいタイトルだったらいい。これも、AutoMemo2の一行目が自動的にタイトルになることから学びました。自動的にタイトルができるので、タイトルらしい表現になっているわけではないけれど、中身はわかりやすいのです。
第二に、文字が並ぶだけでは視認性が弱いので、字面に強弱をつけることを考えました。そうはいっても、エクスプローラの画面の文字を修飾することができません。いろいろな記号を使ってみました。これもしばらく試し使いしては修正して、いま使っている形ができました。まだ長期間使ったわけではありませんから、これも後に修正することになるかもしれません。
……次回につづく