■加計学園岡山理大、文科省設置認可前に獣医学部学生募集 韓国で
2017(H29).11.15.毎日新聞は、加計学園岡山理科大学獣医学部の学生募集パンフ(韓国語でカラー6ページ)を韓国で配っていたと報道しました。
設置認可前の学生募集は違反行為であります。韓国内で韓国語で募集ならわからないと考えたのでしょうか。
この、「文科省の設置認可が下りる前の学生募集」という事実は、加計学園岡山理科大学側にとっては獣医学部設置認可の下りることが確定的であり、予定通りの既定路線であったことを示しています。
■加計理事長、雲隠れ解禁
「加計学園」の加計孝太郎理事長が2017(H29)年12月28日、平昌(ピョンチャン)オリンピックの出場を決めたフィギュアスケートの田中刑事選手の壮行会に出席しました。問題が表面化してからマスコミの前に姿を現すのは初めてです。12月29日ANNニュースが、壇上からにこやかに話す加計氏の姿を伝えています。
加計孝太郎理事長
「この1年間、私ども学園にとってはさまざまなことがありましたけれども、最後のクリスマスイブに大きな大きなクリスマスプレゼントをいただきました」
<森友・加計> 2017歳末、安倍首相「騒がしい1年」 昭恵夫人「つらい1年」、 籠池「拘置所独房」越年拘留をクリック閲覧してみれば、安倍夫妻・加計・森友の境遇の違いが身に沁みます。
■韓国学生募集パンフで誇大宣伝
韓国語募集パンフレットには、岡山理科大医学が2010年ノーベル化学賞を受けた鈴木章北海道大学名誉教授らを輩出し、世界が認める研究成果を上げていると書かれていました。
毎日新聞記事によれば、鈴木氏は北大教授時代の1979年に発見した有機化合物合成法でノーベル賞を受け、北大退官後の94年に岡山理科大教授となったが、在任は1年間にすぎなかった。
「ノーベル賞受賞学者を輩出」というのは誇大宣伝です。「輩出」ということは、岡山理科大学から複数のノーベル賞受賞学者が出たということになります。しかし、岡山理科大学からノーベル賞受賞学者は一人も出ていません。
さらに、この韓国内配布学生募集パンフには、日本では獣医師の収入が平均的会社員の2~3倍だとしています。これも事実ではありません。
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このことについて、白眞勲参院議員(はくしんくん、民進党)が、2017(H29).12.7.参議院文教科学委員会、内閣委員会連合審査会で質問しています。次回の当ブログは、この国会議事録を読みます。