川本ちょっとメモ

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<専制国家中国の姿>「声を上げ続けなくては」 拷問された中国の元弁護士 =BBC NEWS JAPAN 2015.11.24.

2020-07-05 18:29:30 | Weblog
               左、元弁護士 右、BBC記者

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<BBC NEWS JAPAN 2015.11.24. > (2分間ビデオ文字化)

中国当局が多数の人権派弁護士を拘束・取り調べていることが今年(2015年)大きな問題になった。人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルが今月公表した報告書でも、当局が法律の抜け穴を利用し、逮捕することなく長期間拘束していると指摘されている。BBCのシリア・ハットン記者が警察による暴行を受けた元弁護士に取材した。

――シリア・ハットン記者

 中国政府は自国の法制度をより公正で透明性のあるものに改革している事実を事あるごとに吹聴しています。しかし、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが新たに公開した分厚い報告書はこれに異を唱えます。

 警察当局が自国の法律の抜け穴を巧みに利用して、容疑者を逮捕することなく、家族や弁護士の目の届かない秘密の施設に連行して最大半年間拘束するケースが増加していると指摘しています。これらの施設では自白を引き出すための精神的肉体的な拷問がしばしば行われていると言います。

 ここは、北京にあるレストランです。警察の不正を調査しようとしたがゆえに、数週間にわたり激しい暴行を受けた弁護士と会うためです。

 タン・ジーチェン元弁護士です。

――タン・ジーチェン元弁護士

 警官が私を手首から吊るし、水の詰まったペットボトルで頭や顔を殴りました。そのうちの一人に顔を殴られたとき、歯が欠けました。肋骨も10本骨折しました。

 中国では裁判の手続きの大部分が、警察が集めた証拠をもとに行われるため、拷問で引き出した自白がより多い結果になるのです。

――シリア・ハットン記者

 多くの中国人は警察に対して無力です。犯罪者のうち弁護士を立てられたのは全体のわずか2割だとアムネスティは言います。タンさんは弁護士資格を失いましたが、だからといって口をつぐむことはありません。

――タン・ジーチェン元弁護士

 誰にも恐怖心があります。でも一連のできごとを乗り越えたあと、何も怖くなくなりました。市民の権利と強力な政府との間のバランスをとることが弁護士の務めだと思います。

 中国当局によるこれまでにない厳しい統制に対して声を上げつづけなければ、自分が弁護士時代に積み上げた努力が無意味になってしまうでしょう。


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