そろそろお正月、お正月と言えば雑煮。
日本全国津々浦々、マクドにスタバが席巻するご時世でも、雑煮は別。年に一度はくらいは家に伝わってきたものを食べたいと思うのも人の常。私も若い頃はそんなこと思ってもなかったのに不思議ですね。子供の頃に擦り込まれた味覚は生涯変わらないものらしい。
日本全国、雑煮の分布はこんな感じです。
http://www.konishi.co.jp/html/fujiyama/zouni/zouni/zouni_map.html
で、私の実家のある香川県では、白みそ仕立ての餡餅の雑煮。この図で見ると、白みそは京都を中心にした機内と四国の香川、徳島の二県だけで、あとは全国的にすまし仕立て。白みそは少数派。
私達は、お正月には京の都の天子さんとおんなじ、白みそのお雑煮食べてたんですね。なんか優越感。まあ、それがどうしたのかという話ですが。
きょうはお雑煮作ります。
餡餅はいつも手に入るわけではないので、それも自家製。
お皿に水を少し入れて丸い餅を置きます。
電子レンジの温めモードにしたら膨らんでそれから平たくなります。そこに餡子を置いて
くるんで。お餅が小さくてちょっと失敗。
具は人参、大根、揚げが基本。トッピングは青海苔で。お餅を破きながら、汁と案を混ぜて食べるのがおいしい。
味噌汁のような、ぜんざいのような。澄まし汁ではこの目出度い感じは出ないと思うのけど、ほかの家族にはきわめて不評。きょうは夫が忘年会でいないので作ってみました。
ついでに残り物のリフォーム料理。
餃子の皮を耐熱容器に敷いて、昨日の残りのオムレツの具を入れます。
上にさらに一枚。飾りのつもりで切り込みを入れます。
電子レンジで3分、皮に熱を通し、さらにオーブンにして3分。焦げ目をつけました。うーん、餃子でもなし、ミートパイでもなし。ややビミョー。
餡餅と言えば、三男に、結婚したいという相手を紹介されたとき、「父の実家は香川県ですから」(後にお母さんも香川県出身と判明)と言うので、「じゃあ、お宅はお正月に餡餅の雑煮食べてるの」と聞く私。「はい」と答えるので、同郷人にあったみたいに嬉しかった。
かねがね息子が、社員食堂の味噌汁が口に合わない。アサリの味噌汁が真っ茶色でアサリが見えない。とぼやいていたので、母は一安心。きっと口に合うものを食べさせてもらっていることでしょう。
お正月に食べるものは、昔は御馳走だったはず。普段の食べ物が贅沢かつworld wideになったから、今となっては相対的に地味な食べ物になってしまったけど、年に一度だけは食生活の古層が現れるということで。。。。