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春の断想

2013-04-05 | 日記

廿日市市、洞雲寺とううんじで

刻まれた名前も消え果た古い墓石に、今年の春の陽が当たります。


きょうは二か月ぶりくらいで織りの教室に車で行った。年度初めの5日、金曜日、国道バイパスが上がる前から大渋滞、脱出して地道を行くけどこちらものろのろと進まず、結局一時間以上かかってしまった。

先日宮島に店を出した友人は、ご主人が転勤で、明日あさってが引っ越し、きょうは休んでいた。軸足は広島に置いておくと言っていたけど、どうなるのだろう。一人減って寂しい。

きょうはウールのショール二枚が完成。織り機から外して持って帰る。慌てて外していて、織り機の突起したところへ思い切り膝をぶつけた。イテテッ。今週は雨だった火曜日を除いて毎日出歩いていて、明日は久しぶりに家にいるつもり。

健康で好きなことができる。それだけでも感謝しなければ。子供たちのこともいろいろ心配だけど、仕事して元気にいてくれればあとは本人次第。頼ってきたら力になってやるだけでいいと思っている。

今朝久しぶりに車を運転して、元安川土手の桜と楠、川と山と空、春の美しい色に感動した。18歳で初めてこの地に来て、この付近に住んだ。川の水量の多いことに驚き、それからいろいろなことがあったけど、春だけは忘れずにめぐってくる。

学校で出会ったたくさんの人はまた全国各地へ散り散りになったけれど、この季節になると一人暮らしを始めたころの緊張感と高揚した気分を思い出し、毎日の生活に流されるおばさんもほんの少しだけ前向きに何かをやろうと思う。

さしあたって何かな。おやつをやめるではなく、控えるとか、庭の掃除を真面目にするとか、そんなことしか思い浮かばない。

波乱のない日々があと少しは続きますようにと、春は見えない何かに向かって祈るような気分で。

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