友人から先日いただいた本、お母様と一族の方々の被爆体験誌「母からのおくりもの」が13日の中国新聞31面に紹介されました。
お母様が新聞広告の裏に書きためた手記が、死後、発見され、それをもとに一族の方々の被爆体験も合わせて一冊の本に仕上げています。
ずしりと読み応えのある内容で、改めて、広島の人たちが原爆でどんなにひどい目に遇ったかを実感しました。
古い写真を集め、話を聞き、一冊にまとめるのは大変なご苦労があったと思います。読ませていただいて、戦後の広島を必死で生きてきたお母様に思いをはせ、体験を話したり、書き残す機会もなく亡くなった多くの被爆者のことを想像してみました。
今、世界が新しい戦争の段階に入ったと言われています。しわ寄せはいつも、力を持たないものに向かいます。平和で戦争のない世界へ。その道筋はとても難しいけど、それ以外に何がある。そう思わされた一冊でした。
本は原爆資料館に寄贈されたので、そこで読めるようです。
機会を作って是非読んでみてください。