本日はこちらを着てみました。
結城紬、塩瀬の名古屋帯。山茶花の染帯。
結城は、2011年、百亀甲という触れ込みの品をネットで買い、その頃たまに仕立てをお願いしていた人に、自分の寸法に直してもらった。
いいものですよ、と言ってもらったのでちょっと安心。私は結城の良し悪しなど分からないので。
55歳くらいから着物に少しはまり、年相応のものを少しずつそろえたけど、私的には高い買い物だった。一度仕立て直していたそうで、私は三人目のユーザになります。
私もしみじみと物好きですねぇ。
帯は以前大島に締めたら、滑って締めにくかったけど、さすがに結城なので楽に結べました。
帯締めは帯のおまけにつけてくれた。これもネット上の店で買う。
一度、水彩画のサークルの女子会に着て行ったけど、ただの普段着にしか見えないのがこの着物の持つ徳。人を居心地悪くさせない。洋服で言うと、セーターと同じくらいの格って、セーターくらいになるともう格がどうのこうのじゃないですもんね。
着ていて気分が楽です。今年の冬は人のこと気にせずに、着て出かけたいものです。
なるだけ小さく結ぶ。
柄が全部入り切らなかった。
二階は暖かい。暖かい部屋で着物着るのもしばらくの間かな。
寒くなり、忙しくなるので。
ゆっくり着物着ている時は心安らか。
今日は夫の仕事は昼まで。昼ごはんの時、私、毎日違う着物着ているの知ってる?と聞いたら、着物着ているの知らなかったとぼけていた。いや、ほんとにぼけ始めたのかもしれません。
午後から出かけたので帰ったらまた結城着て、半幅帯にするつもりだったけど、面倒になって中止。
いずれまた。
山茶花の季節です。
おまけ画像。
2011年3月、京都で生まれて初めて十二単を着せてもらいました。西陣会館。
化粧、カツラの後、まず小袖という、今の着物のようなものの上から長い袴をはき、そのあとは前後に一人ずつついて、着物を重ねるたびに腰ひもを後ろから前に手渡して前で結び、上からまた着物を重ねて結ぶと一枚下の紐は抜く、を繰り返します。最後に腰までの唐衣を羽織って、最後に裳を付けて紐を前で結ぶ。
着物の重さは紐が受けて、今の帯みたいに幅広でも硬くもなく、案外楽でした。費用は写真代込みで1万円だったかな。
香川県高松市のお城の近くに博物館のようなところがあって、こちらも時代衣装いろいろ着せてもらえます。十二単は夏用もあり、着物は初めからセットして羽織るだけですが、無料なのが嬉しい。
広島から何度も着るために来る人がいるそうで、長袴は持って来るそうです。
自前の長袴、その方も十二単大好きなんですね。私も大好き、話が合いそうです。
十二単着ていると光源氏みたいな貴公子に出会えそうな気がする。。。。と乙女の妄想はこの歳になっても続く。