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対馬丸生存者の講演を聞いた

2019-08-19 | 戦争反対

昨日の地元新聞に、対馬丸生存者の講演会の記事あり。こちらは資料展示の記事。

https://www.chugoku-np.co.jp/news/article/article.php?comment_id=561777&comment_sub_id=0&category_id=24

それで本日、午前中、孫が来ていたけど、午後は帰ったので、出かけました。

かりゆしの開襟シャツを着て、演者の上原清氏は85歳、小学四年生当時の体験をな生々しく語ってくださいました。

生存者はごくわずか、暑くて甲板にいたこと、木の筏ではなく、偶然、竹の筏に乗っていたことなどの幸運が重なり、6日の漂流の後、奄美大島の岩場に流れ着いたことなど、子供がよくそこまで耐えられたものと、本当に驚きました。

琉球大学卒業後は教職につき、今は語り部活動をしているそうで、本日も手弁当で沖縄から来られたとか。

著作もあるそうです。

対馬丸に乗る子供たちは、旅行などする時代ではなかったので、とても楽しそうに集まって来たそうで、どんなときにも子供は楽しさを見つける天才、そのことがいっそう悲劇を際立たせます。また一緒に運動靴を買って船に乗り込んだ幼馴染の女の子は、助からなかったそうですが、淡い恋心のようなものがあったのでしょうか。だからこそ、いっそう胸に迫ります。

護衛艦二隻は遭難者を救助することなく、残った船を守りながら長崎へ向かったそうで、なぜ、と疑問を持たずにはいられません。

アメリカへの恨みはないかと問われ、明言は避けておられました。基地がたくさんあり、アメリカの話を持ち出すと、今の政治への踏み込んだ話もしないといけない。体験談だけにとどめておきたいと言うお気持ちを感じました。

これは広島の被爆体験談も同じ。戦争は災害ではないけれど、非核反戦への道筋をどう考えるかは極めて政治的な課題。その場で結論の出るはずもなく、それぞれの立場で考えることかなとも思う。逆にそれが、体験談の限界だとしても。

死者のために、生き残った人が語らねば。その強い気持ちを感じた講演会でした。

展示は25日まで。立町電停すぐ、広島経済大学立町キャンパスです。

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里山歩きとお好み焼き

2019-08-18 | 山歩き

さてお盆の諸行事も終わり、久しぶりの山歩きです。

暑いので早めに出発します。

樹間から広島デルタ。本日曇り。

立派なアベマキが続く。深山の趣。

尾根道を行く。

古城跡

説明。

海側は木が茂って眺望なし。山側を見る。向こうが本城、こちらは支城。狼煙台の説もあるそうです。

降りてきました。

旧西国街道沿いで。この付近は海が山の裾まで迫っていたとのこと。

お好み焼き食べます。

焼くのは別の鉄板、持ってきて保温のための鉄板です。ヘラで切って、お箸で食べます。

ボリュームいっぱいでおいしかったです。

同行した方の家で、次の計画相談して13時前解散。

曇り空で、暑さもまあ何とかなりました。次は秋も深まったころでしょうか。楽しみです。

 

 

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孫娘9歳の作るオムライス

2019-08-17 | クッキング・ランチなど

孫娘がお昼ご飯を作ってくれました。

分量と手順、すらすらと言えるのでびっくりしました。←バババカ

私が三年生のときって、何もできなかったはず。

暖かいご飯270gにバター大1さじ1、コーン大さじ1、ケチャップ大2と半分入れて混ぜる。

バターが溶けていい感じに~

これをお皿に盛っておく。

フライパンに油を敷き、卵2個を割りほぐして塩少し入れて、薄焼き卵を作る。

ご飯の上に薄焼き卵をかぶせ、食べる人の顔をケチャップで描いて出来上がり。

上のは私の顔だそうで。こんなにお目々パッチリじゃないけど、うれしい。

少し手伝ったけど、手際よくできました。

これは大人一人分。おじいちゃんに上げて、もう一人分を女二人で半分ずつ食べました。

簡単で、バターの味が利いたおいしいオムライスでした。ありがとね~

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ああ、目が痛い

2019-08-16 | 事件、事故

尾道大橋の下をJRで潜る。2015年8月


孫娘が、お昼にオムライス作ってくれると言うので、さっき二人で買物に行った。

家を出たとたん、目が痛くて明けていられないほど。ずーと痛くて、帰宅して夫に聞いたら光が強すぎるからだろうとの診立て。このニ、三日曇りまたは雨だったので、急な光の増加に目がついて行かないらしい。環境の変化に弱くなるのも老化のひとつ?やれやれ。

眼科はまだお盆休みだろうし、とりあえずシニアグラスの上からサングラス掛けたら痛みは少し納まった。

孫娘はすっかり我が家に馴染んだけど、ずっと預かるわけにも行かず、明日連れて行くことにした。そして、来週は二度預かります。

一人で風呂に入って髪も洗って、ドライヤーで乾かして、持参のかわいい枕の枕元に好きなもの並べて、寝る前に二人であれこれ話して、なんか夏休み~という毎日。しぐさの一つ一つが女の子っぽくて珍しい。

これが男の子だと枕元にカブトムシの飼育ケース置いて寝るわけで。

カブトムシは力持ちで、プラスチックの覗き窓を押し上げて、夜中に部屋の中をぶんぶん飛び回っていたことあり。怯えた次男5歳が「僕、これもう見なずに寝るぅーー」と泣いていた。

見るの活用形は難しい。

ん?変格活用?ラ行?

しばし考えたけど、分からない。どなたか詳しい方、教えてください。

お盆の間に本一冊読んだけど、その感想はいずれまた。

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台風、来りて去る

2019-08-15 | 日記

昨夜から、雨が降り始めましたが、風はそう大したこともなく、早朝、三男たちは台風が来ないうちにと帰りました。

ずっと新幹線と私鉄で帰省していましたが、荷物持って乗り換えるのが嫌とのことで、久しぶりに車で帰省。関西までなら車もいいけど、最寄りICは豊田東、それでも車がいいらしい。

ドイツ車乗って人格変わったらしく、怖かったとお嫁ちゃんが言っていた。

昨日はみんなに助けてもらって、ささやかな食卓を囲む。二年くらい前までは必ずお姑様も参加していたけど、一人減って淋しいことです。

トランプゲームの神経衰弱は6歳児圧勝、ついで9歳児、息子たちはタジタジ。

といろいろ賑やかに遊んで、一人去り二人去り、今夕はとうとう孫娘一人が残っています。

一日、台風で家に籠っていて、買い置きのネックレスのキット、作らせました。

さて、明日は雨も上がると洗濯、掃除などを頑張って、どこかへ出かけたいし、まだまだ夏は続きそうです。

 

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嵐の前の静かさ

2019-08-14 | 日記

台風が来るそうですが、今のところ、小雨が降るくらい。昨夜から猛烈に蒸し暑かったけど。

昨夜遅く、三男夫婦帰省。新幹線で帰るとばかり思っていたら、白いベンツが家の前に止まったのでびっくりした。

何で?

何か悪いことしたん?

それともその筋へと仕事替え?

と焦ったけど、会社の車借りたそうです。自分のは調子悪いそうで。お嫁ちゃんのヴィッツも嫌なんでしょう。

ベンツ乗ったことないので、ちょっと乗せてもらいたかったけど、悔しいことに二人で午前中に出かけてしまいました。

母親とは寂しいものです。子供のころ、二人でコンビニに夜行くとき、「お母さんを守る」とおもちゃのピストル、ポケットに隠していたのに。今はお嫁ちゃんを守ってるのね。いいけど。そうあってほしいけど。

今は小休止。もう少ししたら料理各種作ります。明日は台風の来る前に帰るそうで、お盆の帰省もあっという間に終わりそう。

帰ってくるまでは嬉しいけど、来たらあとは帰るだけ。自分の親、待ち遠しく名残惜しかったんだろうなあと、今になればわかる。とはいえ、父は仏教の話ばかりしてかみ合わなかった。仏様がほんとにいると信じていたので、適当にあしらっていた。

ごめん、お父さん。大学行かしてもらって、いっぱい世話になった。お盆なのでそう思うことにした。

 

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誕生日、温泉旅行~

2019-08-13 | 日記

毎年恒例、四国の従妹との誕生日旅行、予約完了で今から楽しみです。

子供の時遊んで、子育て中はブランクがあり、この20年くらい一緒に遊んでいます。

20年くらい前、誕生日が一年違いの同じ日と分かったのです。それから一緒に旅行行くことが多くなりました。

私は姉妹がいないので、従妹という絶妙な距離感を楽しんでいます。

それにしても、宿の手配に現地のプラン考えるのはなぜかいつも私の担当。今回こそはしてもらおうと思っても、つい私がする流れに。わーーーん、何でえ????

子供の時も一歳年上の私が遊びを主導していたと思い出した。これはもう一生続く関係かも。

彼女のお母さんは、私の母にちょっとした繕い物も持ってきてしてもらっていた。

母は「こんなこともできんとて」(標準語訳:こんなこともできないなんて)と怒りつつ、あきれつつ、でもさっさとやっていた。

その関係は今も続いているのかも。でも彼女は縫物上手で、服はほとんど自分で縫ってる。私は、母が学校の課題も取り上げてしていたので、縫物下手。好きだけど、下手です。

うーーーん、旅行会社兼添乗員みたいな自分の役割に釈然としないけど、これはもう前世代からの役割分担と割り切り、自分の使命を果たしましょう。

夫とも、友達とも違う身内との旅、来月だけど楽しみましょう。


三男、予定を早めたら却って裏目に出たようで、来るのはいいけど、帰れるのかな。まあ本人が考えるので、あれこれの指図はやめておこう。

子供の頃は毎日家に居たのに、家にいて愉快なことばかり言っていたのに、今は年に二回しか会えない。累計であと何日会えるのだろう。母、落涙。

 

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三男の予定が早まったので・・・

2019-08-13 | 日記

夏の広島湾 2018年8月


焦るうーーー

その心は台風直撃を避けるためらしい。前にも一度、台風で帰省しなかったことあり、恨めしい台風です。

以前は旅費渡していたけど、働いて給料もらう身、いつまでも甘やかすのはよくないと、昨年からお土産代だけにしました。

昨日から布団干して、長男家族も泊まるかもしれないので、今朝はさらに追加で布団干して、シーツ類も汚れてないけどまた洗って…

若い時、隣の姑様のところへの来客、一切関わってないので、(私が手伝おうとすると機嫌悪かった。なんで?)この歳になって、我が子ながら、わが孫ながら来客を迎えるのは大変です。もう年なので、食事の支度と後片付けはお嫁ちゃんたちにも手伝ってもらいましょう。

この後は水回り、台所、トイレの掃除、冷蔵庫の整理、タオルの準備、などなど。ブラインドの紐は買って来たけど、つける時間がない。

夫は本日仕事。三日休んで、こんどは土曜日。ずっと腰に不安抱えているので、無理は頼めません。

なんて書く暇があれば、さっさとやろうよ、私。

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そろそろ盆休み進行で

2019-08-11 | 日記

織り道具と茶筒で世界遺産を作る。

丸いのは水族館に…何だっかな。ばあちゃんはすぐ忘れます。


昨日からお盆の休みになった方も多いでしょう。わがやもそろそろお盆に突入です。

本日は夫親せきが遠方より来て、姑様の施設にお見舞い。そのまままた帰りました。

私はお茶出しただけ。楽でした。

来客に供えて掃除する前に、かねて懸案の、木製ブラインドの修理、窓から外してやってみました。

ちぎれた紐を外して、その紐は外が木綿、中心はナイロンなのでライターで加熱してくっつけるといいとネット情報。

やってみたら一瞬で紐が焦げて失敗。機結びで解けないように結んだけど、外側の木綿がたくれて滑りが悪い。これはどうも新しい紐に替えた方がよさそうです。

業者さんに修理頼むと新しく買うくらいかかるらしいのですが、構造が分かったので何とかなりそう。

今からの注文ではお盆明けになりそうですが、頑張ります。

来客用の布団もあすは干しておかないと、台風接近でお天気不安定です。

しかし、前にも一度、台風で来なかったことあり。もし中止なら恨めしい台風です。


夏野菜、出かけたら産直市などで買うし、昨日は親せきからたくさんいただきました。せっせと辛子漬け作っています。

昔の田舎に比べると夏はうんと楽になりました。

我が実家では夏のお供えはウリと揚げの膾にお団子と決まっていました。何と質素なお盆でしょうか。

少しずつ日暮れが早くなって、納屋と母屋の堺の暗がりから祖母が現れるようになれば、もう夏もそろそろ終わり。いっぱい遊んで、もう楽しいこともそうたくさんないし、夏の後半は寂しかったのです。

おっとその前にお盆ですよね。この年なりに盛り上がりましょう。

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「沖縄戦を知る事典」 吉浜忍 林博史 吉田由紀編

2019-08-10 | 読書

今年6月発刊の新しい本です。

三人の、戦後生まれの沖縄戦の研究者が中心になって、沖縄各地の地方史の専門家の執筆も仰ぎ、章立てにして、沖縄戦全体が網羅できる内容となっています。

自分の関心のあるところから読み始めてもいいし、関連図書、関連の慰霊碑や戦跡、その章と関係ある人物なども併記し、さらに深く学習できるようになっています。

先月沖縄に行き、あまりに自分が沖縄戦のことに無知なことに気が付き、とっかかりとして読んでみました。

広島に住んで、原爆のことは比較的聞く機会もありましたが、沖縄戦の悲惨さは広島と同じ、場面によってはそれ以上だと思いました。

この本の中で、1945年2月、時の総理大臣近衛文麿が、戦争を止めることのできるただ一人の人に「勝ち目はもうないから降参したらどうか」と進言しますが、「負けるにしてももう一度反撃してから」と聞き入れてもらえなかったことが明かされています。

もしこの時やめていれば、沖縄、広島、長崎はなかったし、日本各地の空襲被害もほとんどがなかったはずです。歴史にもしはありませんが、私は残念でたまりません。

もう一つは戦争の残酷さです。アメリカは敵なので艦砲射撃もするし、逃げ込んだ洞窟を火炎放射器で焼くこともする。もっと残酷なのは、日本軍が住民の食料を奪い、隠れ家を追い出し、最後は足手まといになる、協力しないスパイ、敵への投降は許さないと住民を虐殺する、あるいは集団自決に追い込むことです。

また10代半ばの中学生や女学生、戦争に行かない年配の人を動員して軍の仕事をさせる。負け戦になり追い詰められると、動員した民間人を見捨てる。などなど、具体的な話がそれぞれは簡潔にですが、まんべんなく取り上げられていて、私のような初心者にもわかりやすく読みやすかったです。

東北大震災の時、自衛隊が活動する映像が流れ、私自身、自衛隊に抵抗感が少なくなりましたが、それは平時だからこそ。戦争になると軍は民間人を守らないことがよく分かりました。

軍が守るのはまず国土、負け戦と分かり、命令指揮系統も崩れてしまうと、一人一人の兵士は殺人の道具を持った極めて危ない人。自分の命を守るためには、自分以外のもの、敵国の軍人だけではなく、自国の民間人も平気で殺すという実も蓋もない現実。

戦後、戦死者の遺族には国から遺族年金が出ていました。しかし、沖縄戦で、軍に動員されて亡くなった人たちに同等の手当てはあったのでしょうか。私が知らないだけかもしれませんが、貰ったと言う話は聞きません。国が沖縄戦の犠牲者に頬かむりしていていいのでしょうか。

島全体が戦場になり、食べ物も乏しい中、隠れ、彷徨い、亡くなったたくさんの人。こういうことがないようにするためにはどうしたらいいか、重い重い課題を突き付けられたと思います。


2012年、ドイツへ旅行した時、ツアーに沖縄から参加されたご夫婦がいました。

ドレスデンのレストランでつい沖縄の話になり、「アメリカ軍はいざとなったら沖縄を守ってくれるでしょうか」と言われるので「それはわからない」と答えた私。アメリカが基地を置いているのは最後は自国の国益のため。沖縄一つ、放棄してもいいと決めたら守らないと思う。そこまで言うのは遠慮しましたが。

軍が国民を守ってくれるのは幻想。沖縄戦は本土決戦を遅らせ、国体を守ろうとした最後の悪あがき。そのために何人の人が死んだのかと問いたい。

個人には何の恨みもありませんが、その制度を残してありがたがるのは感覚として解せませぬ。人様のありがたがるものを一緒にありがたがらずに悪いのですが。

今はリゾートになっている沖縄のあの島この島、戦争の歴史があることを具体的に初めて知りました。時間なくて資料館はほとんど見てないので、また機会があれば。

沖縄戦で亡くなられた多くの人たちのご冥福をお祈りします。

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「ラジ&ピース」 絲山秋子

2019-08-09 | 読書

本日、近所の店でかき氷食べる予定だったけど、あまりお腹空かないので中止。

ボリュームいっぱいで食事替わりです。写真は2年前の8月。


この本、6年前にも読んでいた。本棚探したら同じものが出て来たのに、またアマゾンで買ってしまった。また読んでまた面白かったからまたよかったけど、老化は細部からじわじわと忍び込むらしい。

私のことはどうでもよろしい。淡々とした、しかし人間っていいなあとしみじみし思える小説。

主人公、野枝はラジオのパーソナリティーを務めるアナウンサー。初め仙台にいて、今は高崎にいる。野枝は子供のころから容姿にコンプレックスがあり、引っ込み思案。人としっかりとした関係を結べず、それでいいと思っている。

しかし生きていればそうも言っておれず、酒場で知り合ったイケイケの女医、実家の親とお姫様気分の、姉がアナウンサーになったことが気に入らない妹、かつて付き合っていた大学の放送サークルの先輩、そして週末にドライブに行く関係になった年上のリスナー男性と、お互い踏み込まず、心地よい距離でこれからも続けていくと予想して小説は終わる。

10年以上前の作品だけど、今の時代の人間関係をよく写していると思う。冷たいわけではない。干渉しない。でも困った時には助け合う。結論はない。今の時代の、30代の仕事している女性の暮らし、感じ方、よく書けていると思う。

昔は結婚にしか生きる場所の無かった人がほとんど。相手も自分で見つけるのではなく、釣り合う人を紹介されて、よほど欠点なければ一緒になり、それでも何とかなった。

たまに外れにあたる。夫の場合、姑の場合。不幸になるのは女性の落ち度ではなく、籤運が悪かっただけ。そんな結婚がたくさんあった。苦労を言葉にすることもできず、泣き寝入りしたたくさんの先輩女性たち。

そんな人に、こんな風通しのいい生活を贈ってあげたいと思った。淡々と普通に暮らす、夫や姑に煩わされることなく。

うーーーん、あまりに今の自分の気持ちに引きずられた感想になってしまった。

家中開け放して風を通し、午前中縫物各種。午後から読書。出かけるのは窓を閉めるのが億劫で、きょうは出かけそびれた。窓は二階にも下にも。全部閉めて回るのが面倒で、もういいやと、出かける用事は後回しにする。毎夏、この繰り返し。

ああ、早く涼しくならないかなあ。

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超光速、夏の裂き織り

2019-08-08 | 機織り

今朝はまだ筬に通していたんですよね。

昼間は外出、夕方から織り始めました。

娘時代の浴衣を手で、紐状に裂いて緯糸の替わりです。

洗濯して、半世紀も経つ木綿地はビリビリと、気持ちよく裂けます。

板樋に巻いているのは保多織り、四国高松の藩の専売品でした。

ワッフル織に似た織り方で涼しいのです。シーツや枕カバーなどもあります。

http://www.botaori.com/

そうそう、私がこちらの学校へ進学するとき、下宿の方へのお土産に浴衣地を買って持って行ったのでした。

父が荷物を乗せた車を運転して、高速道のない時代、はるばると広島まで。早朝、紺屋町かどこかのお店に寄って注文していた品物受け取った記憶があります。

同級生のお店で、お母さんがおまけに布巾を二枚くださいました。遠い遠い記憶がよみがえります。この先、もう思い出さないかもしれないので、ここに書いておきます。

昔はどこのお宅にも保多織りの浴衣が標準装備だったし、ちょっとした進物などにも使える高級品でした。

すみません、長話になりました。

話は長いけれど、織りの方はあっという間に終わりました。

裂き織り専門の友達が、目が悪くなったおばあちゃんがするのが裂き織り、なるだけ太く裂いて早くすればいいとのことです。

22時半ころ完成。

途中夕食の支度、食べて片付けて、テレビ見ながら転寝して、実働時間は3時間くらい。

わおう、浴衣が地味なので織っても地味。深い紺色は、帰省した夏休み、近所の和裁の先生の家へ通って教えてもらったのでした。

ほどくとき、とても下手な縫い方で、我ながら呆れました。

浴衣…暑いのでトンと着ませんね。

島尾敏夫「死の棘日記」だったかに、狂った妻がそれでも一晩で浴衣を縫いあげるという話が。いえ、あれは「智恵子抄」だったかな。いずれにせよ、昔の女性は浴衣などあっという間に縫っていたらしい。

以上、浴衣にまつわる個人的なあれこれでした。

 

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比治山で対馬丸慰霊碑を探す

2019-08-08 | お出かけ

今日も暑い。暑いけど、外出のついでにチャリンコで比治山へ行く。

先日、沖縄でもらって来た「対馬丸記念館」会報に、昨年、広島でも慰霊祭が行われたとあったので。

そう言えば、記憶にあります。沖縄戦を研究されている広島経済大学の岡本教授の呼び掛けだったはず。学生たちは沖縄戦を体験するため、那覇から最後の激戦地糸満まで、徒歩で移動する体験もしていると聞いたことがあります。

広島も大変でしたが、沖縄には沖縄としての大変さがあったと、今回の旅行で実感しました。


チャリンコで比治山トンネルまで。木陰に停めてあとは歩いて山に登ります。近道行くはずが却って大回り。まあダイエットだと思えばいいんですけどね。

暑いので、比治山もほとんどだあれもいません。でも木陰を歩くととても涼しかったです。

着きました。すっかりきれいになっています。以前は手前に仏像があったりいろいろでしたが、すっきり、無宗教。

比治山に葬られた、西南の役から太平洋戦争までの戦死者の墓地が、放影研(旧ABCC)建設のため、こちらに集められたそうです。戦後に建てられた慰霊碑もあります。

墓地の南端からの眺め。

南西部。

でもいくら探しても「対馬丸」の慰霊碑はありません。ここ以外にはないはずなのに。。。。

帰ってからネットで調べると、船舶砲兵隊慰霊碑の一部に刻まれていることが分かりました。

https://www.asahi.com/articles/ASL8G66NJL8GPITB01F.html

これはやはり岡本教授が発見したそうです。

対馬丸の慰霊碑は奄美大島など何か所かあるそうで、広島が一番北になるそうです。

きょうは残念でしたが、涼しくなればまた出かけたいと思います。

 続いて隣の放射線影響研究所へ。

被爆者の医学的なデータを収集しています。長崎にもあります。

かまぼこ型の建物は地震に備えてだそうです。

その下の展望台手前に子規の句碑が。

日露戦争の従軍記者として、広島から乗船。船が出るまでしばらく滞在。

鶯の口のさきなり三萬戸。

季節は春だったのでしょう。

子規の見た景色も、一世紀以上過ぎてこのありさま。

広島大学跡地に建設中の高層マンション。


自転車こいでると風が涼しい。

山を歩くと木陰がとても涼しい。

涼しいと、夏は幸せであります。

また行きたいものです。

 

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墓参と買い物少し

2019-08-07 | お出かけ

本日、休みにして墓参りです。

着きました。

ササに埋もれる野仏ふたつ。

掃除してお参り。タカサゴユリとシキミは現地調達。

春、私が後ろを向いた5秒くらいの間に夫がバッサリ!!

でも新しい枝が出ていました。よかったあ~

実母に苗を貰ってこっそり植えていたのです。

続いて本家のお墓に。

一番古いのはこのまた上の段で石碑みたいになっている。

次に古いのが嘉永年間、俗名胡屋惣助。8月6日に原爆死した三人、8歳で水死した夫の従弟の小さなお墓もあります。

涼しいところにいるハグロトンボ。

ハグロトンボ見ると涼しく感じる。条件反射。

叔母の家の庭の池でよく見ていた。池で繁殖していたのかも。

お盆前なので、夫親せきは不在。その代り地区の人が何人か通りかかる。

私たちは全然知らないけど、あちらは私達が何者かご存じのはず。

ご挨拶する。

姑様は、元気なころは親せきの家に行き、話するのを楽しみにしていたけれど、今は行かない。


続いてバイパスを御園宇へ。

「ワタシが日本に住む理由」に出演したフランス人パン屋さんで買い物少々。

「ラパン」

こちら本店。以前の店は2号店になったらしい。


少し南下して「吾妻子滝」へ。

黒瀬川の急流が川底を侵食し、急流になっています。

観音橋渡ってすぐ、御薗宇小学校手前に三台くらいのPあります。

今日は水量少ない。

滝は二手に。一部は用水路へと導かれます。

観音堂の先からは公園になっています。

説明。江戸時代にはすでに有名だったようです。

下も公園に。

その先は行けません。

赤い屋根はエリザベト音大の西条キャンパス。

楽器演奏の合宿などするのでしょうか。

昨年の大雨で右岸が大きく削られたようです。

川底の岩を取り除いています。


始めてきたのは2年前の秋だったかな・・・

姑様のお世話で閉塞感いっぱいのころ、半日くらいどこか田舎のあぜ道を歩きたいと思ったのでした。

偶然見つけた滝と、近くの広島大その他の企業の研究施設、池など。のんびり歩いて癒されました。

https://blog.goo.ne.jp/kawashima134/d/20170918

本日もまた癒されました。

帰りにご飯食べて、用事は半日で終了です。

暑い時間帯には家に隠れて、ひっそりしています。

本日のお買い物。暑い時期なので早めにいただきましょう。

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夏は機織り

2019-08-06 | 機織り

お嫁ちゃんに頼まれた夏のストール、一週間前に完成。

色糸は刺繍糸で。一綛5mのいろいろな色を結んで小管に巻き、シャトルで時々入れます。

地の色も小管で。板杼よりはやりやすいようです。

左が嫁、右は姑。

このストールのように、嫁姑、いつまでも仲良くしたいものです。

孫娘が自分もと欲しがるので、冬にマフラーでも。

今は次の裂き織りの機拵え中。暑いので家に籠っている間にせいぜい頑張りましょう。

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