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ハイキングと反省会

2019-08-25 | お出かけ

本日、地元友達、私を含めて総勢5人で江波山公園の散策。

旧気象台奥に寺院あり。

真言宗、龍光院。

立派なご本堂。

ぼけ封じ観音。

全員でしっかり拝んできました。

本堂の横に回ると絶景が。

本川(旧太田川)と、吉島、元宇品などが見える。

柳田邦夫「空白の天気図」は原爆投下後、巨大台風(枕崎台風)が来て、気象台職員は被爆しながらも欠測なく頑張る姿の描写が印象的。

足元、漁港の江波港。この付近も小説に登場する。

このあと江波神社まで下りて、再び引き返し、昼までに帰宅。

午後は友達の家で、食事しながら反省会。反省会の方が断然充実。

また涼しくなれば、どこかへ行きましようという話で本日解散。

今日は子供の頃の、夏野菜のおかずと、最近の簡素なお葬式の話など、同世代ならではの貴重な意見交換。

出身地は様々だけど、食べていたものはほぼ同じ。で、今になれば、昔のものが食べられるようになり、かつ、懐かしい。

歳とらなければ分からないことがあり、見えてくる景色がある。

それを楽しみたいと思った。

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「脱出」 吉村昭

2019-08-25 | 読書

ヤフオク好きな私、以前、栃のくりぬきのお櫃、3,000円で落札。

正価は2~3万と言うところでしようか。旅館行くと、こんなのがたまに出てくる。わが家ではめったに使わないけど、入れもの大好きな私。

まだまだ取っておきたい。

先日は、お嫁ちゃん2が、料理あれこれ作るより話しましょうと言って、息子と二人でお寿司など買い出ししてくれた。ありがたかった。

来年は一緒に旅行する約束になったけど、来年のことは誰も分からない。


おっと、長話深謝。本の記事でした。

敗戦前後、少年や青年の目から見た戦争の諸相が五編。

即ち、ソ連参戦後の樺太からの脱出、瀬戸内の小島での敗戦前後、対馬丸の生還者の苦労、サイパンの民間人の体験する戦争、そして、東大寺の国宝の仏像の疎開の話。

どれも綿密に取材して、ノンフィクションと錯覚するほど、リアリティがある。昭和50年代前半、文芸誌に発表した作品とのことで、この頃は体験した世代がちょうど分別わきまえた大人になっているころ。大人になって、改めて戦争体験を振り返る。そんな時期だったのだと思う。

今読むと、感情表現をストイックに排除した文章が、却って想像力を掻き立てる。衣食住が乏しくなると、人は思いやりなど吹っ飛んでしまう。すさみきった人間像を読むと、戦争はつくづく嫌だと、鳥肌立つくらいの嫌悪感感じた私。

アマゾンで1円の文庫本、紙が変色して読みにくかった。昭和も戦争も遠くなった。

 

 

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