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さて、大雨の中、名古屋港のずっと沖合のふ頭で三男と待ち合わせ、友達ご夫妻に送ってもらって無事巡り合いました。
それから伊勢湾岸道にのって、岡崎市内の家まで車で約40分ほどかかりました。しばらくすると近くに住むお嫁さんの両親が来訪。お土産もいただく。江戸時代創業、老舗和菓子店の詰め合わせです。私は友人に貰った洋菓子の詰め合わせを急遽渡す。
お会いするのは久しぶり。息子が家建てて、その家見に行ったのが2014年1月。もう7年も経ちました。超きれい好きのお嫁さん、家は昨日引き渡しだったというくらいきれい。
外構と植栽は、少し直したそうで。
翌朝写す。
近くに食事に行きます。
定食 | 天然本にがり寄せ豆腐と釜飯 魚信 (uonobu.com)
天然牡蠣の定食がとてもおいしかった。店は午後8時まで。早々に帰ります。そのあと、友人のご主人から頂いたケーキのホールを切り分けてお茶します。デパートのお菓子だあと、お嫁さんは喜んでいます。
私が寝るのは客用の一階和室。私以外は泊まる人、いるのかなあ。。。。
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部屋へ息子が起こしに来る。もうとっくに起きているけど、部屋の引き戸を少し開けてコアラのぬいぐるみを振り回す。
三才のころから全然変わらない習慣。というか、親が喜ぶのでわざとしているのかも。
南東に向いた日当たりのいいリビングダイニングで朝食いただきます。
朝食はおしゃれなカフェみたいで写真撮りたかったけど、遠慮しました。
とてもおいしかった。そして器がまた素敵。イッタラにアラビアと北欧系です。
楽天内ショップよりお借りしました。
息子の家に行ったらイッタラが出てきたって、心の中で洒落てみる。
お嫁さんは毎土曜日、洋裁習っているそうで、某有名ブランドの商品開発をしていた人が土曜日半日、マンツーマンでわずか1,500円で教えてくれるそうです。ワンピースをもう何着も縫ったそうで。偉いなあと身内ほめ深謝。
既成服が体に合わないので。。。。そうなんだあ、私も違った意味で合いませんけど、深みを避けて話をあまり広げない。
いいなあ、若ければ私も今から洋裁習うかも。今は目が悪いし肩凝るし、最後は耳鳴りがしてうるさいし。
さて10時ころから静岡県湖西市にある豊田佐吉記念館へ行きます。
もよりインターから新東名、東名と乗り継いで三ヶ日で降ります。あとは浜名湖の西岸を一路南へ。
豊田佐吉記念館は生家が復元されて、展示もいろいろ。もちろんあのトヨタが整備、見学無料です。
豊田佐吉記念館|浜松産業観光(社会見学・工場見学)|公式/浜松・浜名湖観光情報サイト~浜松だいすきネット~ (hamamatsu-daisuki.net)
入口。
門。
前庭で。真ん中は豊田佐吉。
資料室にある豊田佐吉発明の機織り機(復元)
特許いろいろ。
裏山も含めて敷地は広い。この納屋は、佐吉が若いころ父親に隠れて便利な機織り機の試作をしていたところ。
棕櫚皮の蓑が珍しい。昔のレインコートです。
展望台への遊歩道。
作業員が出て落ち葉の掃除をしていました。学芸員、ガイドボランティアはいません。静かに見学できます。
だいぶ上がってきました。自然の植生に癒されます。
三男夫婦、この記念館を知らなかったそうで、喜んでいました。
展望台には東屋があり、浜名湖方面がよく見えます。
遠くに富士山が見えます。
うっすらと。
一回りして反対側に下りると復元された生家があります。
案内板。
佐吉と母親のようすが復元されています。
便利な織り機は佐吉23歳のとき。そのあと次々便利な道具、機械を作ったそうです。
また近所の子弟を集めて、これからは学問が大切と勉強会を開いたり、子供の時には100キロも離れた神社だったかに、お参りしたとか、業績の展示も資料室にあります。
100キロに息子たちは驚いていました。信仰というよりは、子供の時から広い世界へ出ていく進取の気性だったのでは。
資料館も誰もいません。
機織り体験することにしました。
それまでの織機と違うのは、緯糸をセットしたシャトルが長い箱の中を自動的に移動する仕組みです。
筬框を目いっぱい向こうへ押し、シャトルのある反対側の踏み木を踏むと、てこの原理が働いて・・・
杼箱が傾き、同時にゲートボールのスティックみたいなのがシャトルを打ち出し、あっという間に反対側へ移動して緯糸を通します。
軽くて織りやすく、とてもいい織り機でした。
私の織機は杼箱というものがなく、手動で緯糸を通しますが、勢い、方向は揃わず、たまにシャトルを糸の間から落としたりとさんざんです。
欲しい、この織り機。近所のトヨタのディラーに頼めば特注で作ってくれないかしら。誰か作ってくれないかなあ。どこかにないかなあ。ヤフオクとか。。。。
ビデオ放映もあります。
原野にポツンとできたトヨタ自動車の最初の工場。
帰ります。
あちら二つの建物は立ち入り禁止。
社長さんの別荘?
駐車場から。
手前は水田が二反歩ほど。それも記念館の敷地のようです。手前に家が建ったのでは「障子を開けて見よ。世界は広いぞ」という翁の言葉も実感できません。
続いて名産のウナギを食べるつもりが、どの店も長蛇の列、諦めてスパ併設の会員制リゾートホテルのレストランへ。
予約なしでしたが、やっと昼ご飯にありつけました。
RESTAURANT FOS – フォス | KIARAリゾート&スパ浜名湖
充実のコース料理、値段もそう高くなくてウナギよりずっと良かったねと三人で納得。
とりあえず天井を。
ソファー席。
すぐ外は浜名湖。
ひびはウナギの養殖?
食事終えて帰ろうとしたら支配人のような方が追いかけて来て、営業が始まりました。
資料請求で体験宿泊ができるそうで。マンション形式の宿泊棟はもっと安い。一瞬心が動いて、私も資料貰う。
「この人は広島だけどフットワークの軽い人で」とお嫁ちゃんが口添えしてくれる。
あれ、私ってそんな人?
やれやれ豪華絢爛なホテル内部を見学。会員権、いくらか聞かなかったけど、それだけのお金あれば、私のような庶民はいろいろな所へ泊まる方がいいかな。
豪華絢爛も落ち着かない。これは育った家と時代の影響が大きい。
以前友達とこんな種類の琵琶湖湖畔のホテル泊まったけど、隣接する農家と水田の景色に癒される私。
泊まると、商談に来そうなので今回は見送り。息子たちはどうするか知らない。
話の中で、ガソリン入れたら抽選に当たり、ホテル二泊、BMWの高級車乗り放題、ガソリン使い放題の旅行したそうで。
車は東京からわざわざ自宅まで持って来たそうです。いいなあと詳しく話を聞くうち、息子は食後、車で出かけて夜中まで帰らなかったとか。
車大好き。昔から。その前は自転車でどこまでも行く。思いっきり飛ばす。この真面目な←どこが!!お母さんの子供とも思えない破天荒ぶりは誰に似たのやら。
車乗ると人格が変わるそうで。
そうなの。オシメ当ててまだ物も言えないときに、お父さんに注意されたら、おもちゃの船でお父さんに突っ込んだ人だからね。
三つ子の魂、百まで。中年に差し掛かりつつある息子の昔の姿、しばし思い出したことでした。
さてもう二時半、もうどこへも行かず広島へ帰ります。新幹線のもよりは浜松か豊橋ですが、名古屋まで行くと便数多いので太閤口まで送ってもらいます。
名古屋に近づくにつれてどんどん寂しくなる私。
今回の旅行、本当なら昨年行くはずでしたがコロナで一年延期。二年越しの念願の旅行でした。
一番下の子が一番遠くまで行ってしまったけど、元気で頑張っているのなら、親はそれで十分。10年後もこんな旅行できたらいいけど。