以前から読もうと思いながらいろいろと他の本を読んでよめなかった山本周五郎の本
江戸時代 三代将軍家光の時代
由比正雪・・・
自分の中の歴史認識では由比正雪の乱として浪人を集めて謀反を興すというだけでした。
昨年東海道歩きで、由比宿へいった際に由比正雪の実家、藍染の店があった・・・
ここか・・・それで由比なんだな・・・
自分の歴史認識て軽いものだったというのがこの本を読んでよくわかった。
あくまでも小説なので作り話の部分もあるでしょうが
もともとのことの発端は島原の乱にあったということ・・
島原の乱に幕府方に雇ってもらうために浪人が終結したが
結局は幕府軍の手によって裏切られる形で倒された・・ところから
当時は相当数の浪人がいたようで、大名の福島、加藤の浪人など秀吉子飼の大名で関ヶ原で東軍に味方
したが領地没収、天封で大量の浪人がでた。
幕府としてもこの浪人の処遇にこまってたという背景もあり処分してやると方向になった・・・
結局、由比正雪の乱なるものは乱はなく
ただ疑いありで、捕まったという事
のちのち、由比正雪の乱として幕府によってふとどきものとしての
烙印をおしたということだけであった。
結構スケールが大きな時代小説ではらはらどきどきする部分もあった
なかなか読みごたえがあった。
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