ナバナ類の「寒咲花菜」は収穫が始まって間もなく3ヵ月になろうとしています。今となっては台風19号の被害を受けた傷跡はほとんど分りません。

9月5日に直播きし、11月半ばから主枝を摘芯し穫り始めました。例年だと、今頃になると厳しい寒さで外葉は黄色になって枯れ上がり、新葉だけが残っているといったことも珍しくありませんが、今年は全体が旺盛です。

やはり暖冬のためといって間違いないのでしょう。

主枝の花はもちろん収穫が終わりました。わき芽も大分収穫しました。例年今の時期になると花芽や新葉もかなり黄ばんでくるのですが、今年は全体に青みが多いようです。

孫のレベルまで進んでいる株も多くなっています。丈は次第に短くはなっていますが、ますます軟らかくおいしくなっているようです。

ナバナ類は、ほかにアスパラ菜、トウ立ち菜(仙台雪菜の茎立ち)、かき菜(つぼみ菜や三重ナバナと同種)を作っていますが、この花菜が一番弱そうに見えます。しかし、春までわき芽を伸ばす健気なナバナです。この花菜のいいところは歳を取っても味や風味が落ちないこと、そして太い茎も花が咲いても軟らかく捨てるところがないことです。

昨日からかなり冷え込んでいます。これからは黄ばんで丈も短くなってきますが、この花菜はたいがい最後まで採り尽されます。アスパラ菜など放置されるのと比べると大違いです。ほかにナバナ類があるにもかかわらず、家族親族皆ナバナまたは菜の花はイコールこの花菜と思っているようです。
