里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

老朽化した育苗ハウスの補修

2020年02月20日 | 田んぼ

 水稲の育苗専用に使っているパイプハウスを補修しました。このパイプハウスはもう30年以上使っています。今はこのタイプのパイプハウスはほとんど見かけません。耐用年数の数倍経っているので普通ならとっくに処分されている代物です。それでも補強と補修を重ねながら使い続けています。
 両親が健在の頃あった数棟のパイプハウスは老朽化したものから徐々に解体し、最後に使える支柱を集約して、このパイプハウスはすべて2本のダブルの支柱にしました。1本の支柱に比べると強度は格段に増します。さらに、この支柱と筋交いや横パイプを針金で縛りました。


それでも大雪や強風では倒壊するリスクがあるので水稲の育苗期間だけ利用することにしました。
 毎年冬期間に点検をして、締め直しや補強杭の交換をします。


 ビニール押さえのマイカー線を止める足場用パイプの補強杭は山から切り出した栗の木を利用します。今年も点検しながら弱っている杭を交換します。
 この杭は交換です。


 新しい杭を打ち込み、太い針金で縛ります。
 これで出来上がりです。


 同様に腐っている杭が何本かあります。




 新しい杭と交換しました。


 甚だ原始的に見えますが、栗の木は水に強く杭や柱にするには一番で、市販の鉄製の補強杭などより風に対する強度は勝ります。里山の資源活用です。


 黒マルチを張ったまま色んなもので抑えていますが、昨年の育苗後そのままにしていたものです。均平が保たれ雑草も抑えられるので今年のプール育苗を行うのに好都合です。
 これで、今年の水稲の育苗にもパイプハウスは問題なく使えそうです。