里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

2020年のトマト連続摘芯栽培をスタート

2020年06月18日 | トマト連続摘芯栽培

 トマトは第2花房がようやく開花したところです。2020年の連続摘芯栽培をスタートしました。
 最初の第1花房が普通は本葉8枚で着くところ飛んだ状態で、本葉11枚で着いているため、第2花房と言っても通常の第3花房の位置にあります。


 例年なら、第1花房までは普通の1本仕立てと同じで、第2花房から連続摘芯栽培をスタートします。第1花房から連続摘芯栽培をすると、第2花房が地べたについてしまうからです。今年どうするか、ここまで保留していましたが、第1花房から連続摘芯栽培をスタートすることに決めました。
 これは、昨年、一昨年の連続摘芯栽培の模式図です。今年は①の花房がなく、いきなり第1基本枝の②のところが第1花房と言うことになります。


 私にとっては初めての経験です。
 花はよく揃っており、全ての株の第2花房が咲いています。株の勢いも連続摘芯栽培をスタートするにはちょうど良いように見えます。
 ただ、植付け時にあまりに花芽が小さかったため、花房の向きが一定になっていません。
 第1花房は着果し、肥大が始まっています。このすぐ下のわき芽を掻かずに伸ばしていきます。
 第1花房下の節のところを支柱に誘引止めすると、第1花房と第2花房の付いている主枝が少し斜めを向き、わき芽の方が上を向きます。


 この後、わき芽の方を支柱に誘引し伸ばします。
 第1花房と第2花房の付いている枝を第1基本枝とします。これは、後に捻枝されます。この第1基本枝は、花の咲いている第2花房の上、2葉残して摘芯し、わき芽は全て搔きます。

 第1花房直下のわき芽が支柱に沿って伸びているのが分ります。


 左に曲がっているのが第1基本枝、ピンチされています。
 右側の枝が支柱に沿って伸ばしたわき芽。


 全ての株が終わりました。


 この作業をこれから繰り返していくのが連続摘芯栽培です。
 この第1基本枝を捻枝すると、花房は地べたにつかないまでも本葉はついてしまう可能性が高いので、少し切るようになるかもしれません。


 これまでのベストは一昨年のトマト。昨年は変則で非効率ながら、まずまずと言ったところ。模式図を見ると、一昨年は、基本枝が5本、花房数が12、昨年は基本枝が4本、花房数が13(おまけの花房を除く)。
 今年は、出だしから通常の第1花房が飛んでしまい、本来なら第2花房になるべき花房が第1花房になるというハンディを背負った遅いスタートとなりました。10花房は確保したいところですが。