里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

種々のアヤメ類が咲く季節

2020年06月03日 | 

 種々のアヤメ類が咲く季節です。我が家にもアヤメ以外に何種か咲いています。
 まず、一番に多いのがキショウブ。


 群生化したアヤメの周囲にも咲いており、年々殖えています。乾いたところでも殖えているので相当丈夫なことが分ります。


 花に疎い私は、この花。長い間ハナショウブの一種と思っていました。


 池や荒れ地の湿ったところなど方々で見られます。花の色は黄色ながら根元も黄色で、草丈は1メートル以上あり、葉もしっかりしていて中肋もあります。ハナショウブの特徴を備えているので、黄色のハナショウブくらいにしか思っていませんでした。


 しかし、近年、これはキショウブであると分かり、しかも帰化植物として環境省の「要注意外来生物」にも指定されていると知りました。
 他のアヤメを駆逐する恐れがあるので、キショウブは殖えないように注意しないといけないアヤメ類なのでした。


 これは、近くの荒れ地に咲いているキショウブ。


 このキショウブは荒れ地や堀など湿地には方々に咲いています。ハナショウブはそのようなところに生えることはないのでしょう。

 こちらはジャーマンアイリス。で多分間違いないと思います。


 昔、母がどこからか譲り受け、植えたものと思われます。少しずつ殖えてきました。盛りは過ぎ、終りが近い。


 花は大ぶりで、葉も非常に幅広です。花弁が少々締まりが悪い。
 ジャーマンアイリスは、花びらの付け根にブラシ状の「ひげ」があるのが大きな特徴のようです。


 こちらは、ちょうど見頃。


 母はイチハツだと言っていたらしい。が、どうも違うようです。
 最も早く咲くので一初の名がついたと聞きますが、少々日陰になることもあってか一番遅い。


 イチハツは大概青紫で、下に垂れる花びらの付け根には白いとさか状の突起が特徴。これはブラシ状の「ひげ」なので、やはりジャーマンアイリスだろうと思われます。しかし、花弁に締まりがあって良い感じです。


 こちらは近隣の道路そばにあるジャーマンアイリス。


 こちらは家裏のシャガ。


 5月早々から咲いており、群生化しています。日陰のところが僅かに残っており、殆ど最後の花です。