ピーマンは1番果の収穫が間近になってきました。6月の気温が高く経過したので、植付け時の苗が小さかった割には、生育は順調です。近年問題になっているウイルスの症状の出ている株は今のところありません。
ピーマンの支柱は、ここまで1本の支柱だけを立てていました。(支柱立て時)
ピーマンの支柱は、ここまで1本の支柱だけを立てていました。(支柱立て時)
枝が伸びてくると垂れ下がり、枝折れも出やすくなります。そこで、誘引をする必要があります。
ピーマンの誘引法も諸々試した結果、現在はナスと同様の方法に落ち着きました。
ピーマンの誘引法も諸々試した結果、現在はナスと同様の方法に落ち着きました。
用いる資材は、全て昔のハウスを解体した廃材利用です。畝に沿ってピーマンの両側に適当な間隔にパイプ支柱を立てます。
後々の誘引のために、上方を少し広めにします。
それに直管パイプをフックバンドで止めます。フックバンドは完全に止めず、後で簡単に動く状態にしておきます。これで、十分に持ちます。
枝をパイプに縛ることはしません。枝がパイプに密着することであまり動かなくなります。
枝の伸び具合に応じて、このパイプを上の方に上げていきます。フックバンドの下を軽く叩くと簡単に上がります。これで、ほぼ枝の垂れ下がりは防げます。たまに折れたり、パイプの下になったりする枝は出ますが、ピーマンは分枝が多いので、あまり気にしません。
ピーマンの枝は花芽が着くごとに2本に分枝し、ねずみ算式に枝が増えていきます。放置すると枝葉が混みすぎ、光線の通りが悪くなるので整枝が必要です。
やっているのは、最も簡単な「ふところ枝」の整理。
「ふところ枝」とは株の内側の方に向かって伸びた枝のことです。これを整理することで日光が株全体に入るようになり、実の太りが良くなります。また、風通しが良くなり病害虫予防にもなるようです。
内側が混んできました。ふところ枝の整理を行います。
「ふところ枝」とは株の内側の方に向かって伸びた枝のことです。これを整理することで日光が株全体に入るようになり、実の太りが良くなります。また、風通しが良くなり病害虫予防にもなるようです。
内側が混んできました。ふところ枝の整理を行います。
株の中心に向かっている枝を間引きました。
株を上からのぞき込むようにすると、ふところ枝の込み具合が分りやすい。
株の中心に向かっている枝を整理すると、透けて見えるようになります。
内側にも光が入るようになりました。
廃材の直管パイプを利用した誘引支柱の設置と、1回目のふところ枝の整理が終わりました。
生育期間中、何度か直管パイプを上げながら、ふところ枝の整理をするのが、我が家の簡易な整枝誘引法です。