里山悠々録

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省力早播きした春ほうれんそうを穫り始める

2023年05月08日 | 畑:葉菜類

数日前から、3月初めに省力早まきした春ホウレンソウを穫り始めました。
老朽化したハウスを解体して以来始めた我流の種播き法によるものです。
冬ホウレンソウから間を置かずに春ホウレンソウに繋げるため始めました。
当地の露地の春ほうれんそうの種播きより1ヵ月以上の早播きです。
秋冬ホウレンソウは4作、11月早々から穫り始め、助っ人はしぶとく4月半ばまで穫っていました。
さすがに春ホウレンソウが穫れるまで半月ほどのブランクが生じました。
省力早播きは、種播き時に不織布をべた掛けし、その上に透明マルチを張ります。
発芽後にマルチを剥いで、不織布だけを4月初めまでべた掛け。
気温が高い割にはやや遅れ気味でした。異常乾燥が効いたようです。
それでも2ヵ月ほどで穫れるようになりました。
品種はトーホク種苗の「スプリング」と「ボーカル」。
こちらが先に穫り始まった「スプリング」。


「ボーカル」より伸びが早い。この傾向は昨年までと変わりません。


葉色は明るい緑色ですが、昨年より葉色が濃い。やはり明らかに乾燥の影響でしょう。


発芽や密度は概ね想定通りです。葉肉は昨年より厚いように感じます。


こちらが「ボーカル」。


こちらも薄播きにし間引きはなし。密度はバラツキがあるものの概ね想定内。


こちらは元々葉色が濃緑色で、肉厚。


春ホウレンソウとしてはがっちりしたタイプで、「スプリング」より伸びは遅い。


異常乾燥状態で葉の艶がイマイチです。このような環境では「スプリング」の方が良さそうに見えます。
ハコベが大分出てきましたが、さして影響がないので気にしないことにしています。
こちらは4月7日に播いた春ほうれんそう。


省力早播きの不織布を剥いでこちらに転用して掛けました。
品種は「スプリング」。
当地では若干早めながら標準の春播きの範囲内です。
不織布を少し剥いでみると。


種播き後、気温が高く完全な異常乾燥。さすがに灌水しました。
二、三度の僅かな降雨と灌水後の干天でひび割れが出来ています。
例年なら種播き後に切りわらを掛けるのですが、今年は省略。皮肉なものです。
ここに来て、当地にもようやく雨らしい雨。
それでも密度は想定内でまずまずの生育。間もなく不織布は剥ぎます。



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