画仙紙 半切3/4
キュウリを水墨画で描きました。
数年前、墨画展に掛軸として出品したものです。作品名は「胡瓜」。
キュウリが最盛期になってきたので、久しぶりに取り出して床の間に掛けてみました。
掛軸の作品は、これが2度目でした。掛軸の作品を描くときは1度目は「豌豆」、そして2度目はこの「胡瓜」と決めていました。
何れも、少々こだわりのある作物だからです。豌豆を水墨で掛軸に描く人は滅多に見ませんが、胡瓜はかなりいると思います。ですが自分なりの胡瓜が描ければ良いと思って臨みました。
モチーフは1株のキュウリが竹支柱に巻き付きながら伸び、花から順次大きくなり収穫間際の実になるまで、とよくあるパターンですが頭の中ではほぼ出来上がっていました。
自ら作っているので、細部にわたって十分に観察出来ます。しかし、いざ描いてみると、そう生やさしいものではありません。思い通りにいかないのは実力というもの。思い出深い作品ではあります。
掛軸は長いので上下を拡大してみました。
上部の方
下部の方
きゅうりの形や濃淡、イボ、ツルなど細かく描いていますね。
素晴らしいの一言です❣❣
この作品は少々のこだわりをもって描きました。何とか仕上がりました。