里山悠々録

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茎立ち菜の3番手「かき菜」を穫り始める

2024年03月30日 | 畑:花菜類

茎立ち菜(とう立ち菜)は「仙台雪菜」「かき菜」「つぼみ菜」の3種作っています。
何れも10月18日の種播き。
1番手「つぼみ菜」、2番手「仙台雪菜」に続いて3番手の「かき菜」を穫り始めました。


これで茎立ち菜3種全てが揃いました。
「つぼみ菜」の穫り始めからはほぼ1ヵ月、「仙台雪菜」からは1週間ほどの遅れと言ったところです。
例年どおりの順番ですが、暖冬の恩恵を一番受けた「つぼみ菜」が早まり、他の2種はその後の寒さのぶり返しの影響が大きかったようです。
結局「かき菜」は例年並か僅か早い程度になりました。
今年の茎立ち菜は厳寒期から早春の天候変化に3種がはっきりした反応の違いを見せました。
「かき菜」は北関東の在来アブラナの呼び名で、類似の在来アブラナは全国各地に見られます。
伸びてくるトウの茎葉を掻き取って収穫するので「かき菜」と呼ばれるのでしょう。
一見ただの菜っ葉としか見えません。


「つぼみ菜は」トウが伸びてくると花芽も見えてきますが、「かき菜」はトウが伸びても花芽はよく見えません。
このように芯の小さな新葉をかき分け辛うじて確認できます。


「かき菜」は元来が生育旺盛なため、多少生育が遅れたようでも最終的には一番茂るようになります。
主枝が伸びるのとあまり差がなくわき芽も伸び出すのが特徴。この株はすでに沢山のわき芽が見えます。


「かき菜」はナバナ類でありながら花芽が見えないうちから穫り始めます。
他の2種のように蕾が大きくなってから穫るのでは遅く、葉や茎が硬くなり食味が落ちてきます。
花芽が見える前か極々小さいうちに若い茎葉を食べるようにします。
収穫も中盤以降になれば蕾が見えてもやむを得ないものの早めに穫るよう心がけます。
主枝の茎は太くなり、ボリュームがあります。穫り始めはやはり軟らかく美味しい。


主枝を収穫してみます。


穫った後。すでにわき芽が沢山伸びています。


あまり間を置かずわき芽が穫れてきます。わき芽が穫れるようになれば最盛期入りです。
主枝数株を穫ってみました。ボリューム十分です。


こちらは「つぼみ菜」


多くのわき芽が伸び出し蕾が見えます。すでに穫り始め1ヵ月が経過。
10本以上のわき芽を穫り終わった株もあり、やや細くなってきました。
現在は株自体が「かき菜」より一回り小振りに見えています。
こちらは「仙台雪菜」


まだ主枝を穫っている株もありますが、わき芽が穫れるようになってきたので間もなく最盛期入りです。
「仙台雪菜」は大きな蕾がはっきりと見えます。花が咲き始めても美味しい。「かき菜」とは大きく異なります。



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