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誰が言い出したのかは定かでありませんが、春の山菜の王様と言えばタラの芽。
今月半ばから採り始めました。
これは自然のタラの芽。このようにすでに採り遅れのものもありました。
今月半ばから採り始めました。
これは自然のタラの芽。このようにすでに採り遅れのものもありました。
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例年は20日過ぎくらいですから、1週間ほど早まったと思われます。
タラの芽も条件によって採れる時期に違いがあります。
まずは日当たりの善し悪し、そして株の栄養状態。
日当たりが良く痩せたタラノキはいち早く採れるようになります。
また、系統にも明らかな違いがあります。
当地の里山にはタラノキはごく普通にありますが、採るのは我が家のすぐ近くだけです。
これは元々自生したタラノキを刈り払いや剪定などの管理をして増殖したところ。
タラの芽も条件によって採れる時期に違いがあります。
まずは日当たりの善し悪し、そして株の栄養状態。
日当たりが良く痩せたタラノキはいち早く採れるようになります。
また、系統にも明らかな違いがあります。
当地の里山にはタラノキはごく普通にありますが、採るのは我が家のすぐ近くだけです。
これは元々自生したタラノキを刈り払いや剪定などの管理をして増殖したところ。
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ここは比較的早くから採れます。すでに多くは収穫しました。
採るタイミングとしてはこのくらいが丁度。
採るタイミングとしてはこのくらいが丁度。
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店で売られているトレイ入りのタラの芽はハウスで伏せ込み栽培したものです。
それは枝に着いている芽を全て吹かせるのでごく小さい。天然のタラの芽は殆ど一番上の頂芽だけを採ります。
そのためボリュームがあって天然らしい野性味たっぷりのタラの芽を味わえます。
これは自生していたタラノキを管理し、群生化させた我が家で一番の所です。
それは枝に着いている芽を全て吹かせるのでごく小さい。天然のタラの芽は殆ど一番上の頂芽だけを採ります。
そのためボリュームがあって天然らしい野性味たっぷりのタラの芽を味わえます。
これは自生していたタラノキを管理し、群生化させた我が家で一番の所です。
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ここはやや北向きにあり青味が強く少々遅い系統のタラノキです。
採り頃になってきました。
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一昨年は採る直前に根こそぎ盗られてしまいました。今年は今のところ大丈夫なようです。
この系統は当地ではモチタラと言われ、青くトゲが少ないタラの芽なので重宝されます。
この系統は当地ではモチタラと言われ、青くトゲが少ないタラの芽なので重宝されます。
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比べてみると違いが分ります。
右が通称モチタラで、左が赤みが強くトゲの多い系統。
右が通称モチタラで、左が赤みが強くトゲの多い系統。
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山菜の王様がタラの芽なら、山菜の女王と言われるのがコシアブラ。
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山菜の女王の出所は山形県と聞きますが、真偽は不明です。
ただ、当地方も山形県の影響を受けてコシアブラを採るようになったことは確かです。
当地の里山ではタラノキほどではないにしても、コシアブラはごく普通に見られます。
ただ、当地方も山形県の影響を受けてコシアブラを採るようになったことは確かです。
当地の里山ではタラノキほどではないにしても、コシアブラはごく普通に見られます。
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昔から「削り花の木」として馴染みがあり、今でも春の彼岸用に造花が作られています。
コシアブラは木質が軟らかく削り花を作るには最適なのです。
本来ならコシアブラの芽と言うべきと思いますが、普段から単にコシアブラで新芽のことを指しています。
コシアブラは木質が軟らかく削り花を作るには最適なのです。
本来ならコシアブラの芽と言うべきと思いますが、普段から単にコシアブラで新芽のことを指しています。
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コシアブラはナラやクリなど雑木に混じって林の中に生えています。
タラノキと同じウコギ科の植物ながら放置すれば10m以上の高木になります。
タラノキと同じウコギ科の植物ながら放置すれば10m以上の高木になります。
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タラの芽は1本の枝に頂芽1個だけしか採れませんが、コシアブラは高木1本で沢山の新芽が採れます。
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切られた木からはわき芽が吹き出し、採るのが容易。
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少し採ってみました。
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タラの芽は殆ど味らしいものはなく食感を味わうと言ったところですが、コシアブラにははっきりとした香りと独特の風味があります。
香り大好き人間の小生はコシアブラは好物です。但し食べ応えではやはりタラの芽。
何れも天ぷらや素揚げで頂けば山菜の王様と山菜の女王が同時に味わえます。
香り大好き人間の小生はコシアブラは好物です。但し食べ応えではやはりタラの芽。
何れも天ぷらや素揚げで頂けば山菜の王様と山菜の女王が同時に味わえます。
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コメントありがとうございます。
イヤー、沢田さんの映画を見ることもないですからね。
残念ながら天ぷらや素揚げ程度で、そのような食べ方をすることもなくご期待にお答えできそうにないようですm(__)m
タラの芽を、水で濡らした和紙で包み、火に投じる。
木の芽味噌和えで戴く。
穀雨の章。
この方法は、料理家の土井晴善さんが提案されたか、水上勉さんの父上さまの食べ方を描いたようでもあります。
文庫の映画版に載っております。
もし、戴かれたら味加減もお教え下さい。