本画仙 色紙
夏場の野菜として一、二に名前の挙がるキュウリ。
家庭菜園を手がける方にとっても、ほぼ100%近い確率で作られることでしょう。
水墨画の題材としてもそうかもしれません。
キュウリの果実は手に入れることが容易で描きやすいと言えます。
しかし、どんな風に成っているのかを見たり描いたりするのはそう簡単ではありません。
葉や茎や蔓がどうなっているかは身近にないと分らないものです。
キュウリは真っ直ぐで綺麗な姿のものが良しとされますが、画にする時はヘボの方が絵になります。
今回はその中間くらいで描いてみましたが、どうでしょう。
小生はキュウリの姿を眺めることは頗る容易です。しかし、しげしげと見ることはまずありません。
これまで一度だけ1株のキュウリを念入りに観察したことがあります。
大分前になりますが、掛軸の出品作にキュウリ全体を描いた時です。
すでに投稿済みですが、床の間に掛けた時のものを再掲してみます。
実際のキュウリをそのまま写し取るように描くのは困難です。
水墨画では構図や省略もまた大きな要素。さらに一工夫必要でした。
河童と胡瓜。
川の神さまのようですね。
茶目っ気のある。
日照り続きに、村人が草むらにぐったりの河童を見つけたら、お皿に皹がはいっていたので、薬を塗って治したとか。
そうしたら、雨が降って、日照りは解消。
それで、胡瓜をお供えして感謝の気持ちを。
昔は、お供え等、胡瓜位しかなかったものでしょうね。
今でも、7月7日は、河童祭りで、沢山の胡瓜をお供えして祈りと感謝を行う地方もあるようです。
コメントありがとうございます。
そう言えばきゅうりには河童でしたね。
当地方は干ばつ模様で、きゅうりをお供えしてみたら少しは効果あるでしょうか。
夕食はカッパ巻きにしてみようかとふと思ったことでした。
不思議な物語を興味深く拝読させていただきました。