里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ニンジンの種播きと間引き

2022年08月10日 | 畑:根菜類

ニンジンは2回に種を播いています。
今回は2回目の種播き。冬穫りと囲い用にするニンジンです。
例年より若干遅い。当地では8月上旬までに播かないと低温で根の肥大が悪くなります。
20日ほど前に全面に苦土石灰、10日ほど前に畝になる位置に化成肥料を帯状全層施肥しています。
種播き前のロータリー耕耘は水分が多く益々ごろ土になるので、やりませんでした。
肥料を散布した中心に目印線を付けます。


管理機の逆転ローターで往復します。


耕耘を兼ね畝立て。


鍬でならして幅50~60㎝のかまぼこ型に畝を仕上げます。


品種はトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
すじ播きするのが一般的ながら、小生はバラ播き。
ニンジンの種は小さいのでゴミのようにしか見えませんが、間違いなく播かれています。


ごく小さい赤く見えるのが種です。
厚播きにならないよう気をつけてはいるものの、これが難しい。
鍬で薄く覆土。


乾燥防止と雨で叩かれて固まるの緩和するため、切りわらを掛けます。


我が家の畑は強粘土質のため、雨のあと晴天になると土が固まり発芽が悪くなります。
この時期の発芽不良は大概水分不足。今は湿気十分ですが、一度雨があれば有り難い。
こちらが1回目に播いたニンジン。
2日前に間引した時のものです。雨上がりでまだ土が濡れています。


種播きは7月7日。
10~11月に収穫する秋ニンジンです。多分12月まで穫ることになるでしょう。
品種は2回目と同様「黒田5寸陽彩」。
これもバラ播きで、気温が高いため思った以上に伸びました。
このくらいの薄播きになっていれば丁度。


気温、水分とも十分で殆どが発芽し、混んでいる所が多い。ただ、発芽不良よりはずっとマシです。


どうしても多く播く方が安心できるのが人情というもの。これがバラ播きの欠点です。
もっと早く間引きすべきでしたが、遅れました。
この程度に間引きました。


今回は1回目の間引きなので、数㎝間隔に間引きます。


これで1回目の間引きは終了。


かなりの間引き量になりました。すでにニンジンの形をしています。


この後、生長に合わせて間引きをし、最終の株間にします。



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