里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

蔵王のシンボル「お釜」が綺麗に見えた

2023年07月27日 | 小旅

山形県二日目、霞城公園と山形美術館を見学後、帰途に。
2時半を回っていました。
帰路のルートは幾つかあります。
最短時間で帰るなら山形自動車道利用。事前に天候を想定し幾つか予定を立てていました。
好天に恵まれれば蔵王エコーラインを経由し、「お釜」を見るつもりでした。
気温は異常に高いものの絶好の日和、日も長いので問題なしと同ルートを選択。
蔵王エコーラインは山形県上山市と宮城県蔵王町を結ぶ蔵王連峰を東西に横断する山岳道路です。
昭和37年11月の開通で全長は約26km。
さらに蔵王エコーラインの最高地点刈田峠から分岐し蔵王ハイラインがあります。
蔵王ハイラインは宮城交通経営の有料山岳道路で全長2.5km、料金550円。
「お釜」まで僅かのところに駐車場と県営山頂レストハウスが整備されています。
レストハウスを出たところ。


蔵王は普段は蔵王山(ざおうざん)と呼ばれることが多いですが、単独峰ではありません。
「お釜」のある刈田岳を中心とし北東から南西に山形県と宮城県を跨ぐ多くの峰が連なる連峰です。
ちなみに「お釜」は宮城県側に位置します。
レストハウスを出ると間もなく「お釜」が見えてきます。
少々の霞はあるもののエメラルドグリーンが綺麗です。


「お釜」は蔵王のシンボル的存在で、観光写真と言えばまずはこちら。
但し、全容を撮るには天候に恵まれる必要があります。
その点、最高に近いコンディションだったと思います。
刈田岳の頂上を目指し、登っていきます。途中から振り返って見たところ。
遠くに見える手前の稜線が馬ノ背、その向こうが最高峰の熊野岳です。


レストハウスから10分ほどで刈田岳の頂上に着きます。


下界は猛暑でもここは25℃くらいで容易に登れます。標高は1758m。
ちなみに最高峰熊野岳の標高は1841mです。
刈田嶺神社奥宮。


山頂付近からも「お釜」が望めます。


山頂のやや下から眺めた「お釜」。





「お釜」を堪能し、蔵王エコーラインを下りはじめると間もなく駒草平があります。
高山植物「コマクサ」の群生地です。昔からみると少なくなりました。


それでも可憐な姿を見せてくれました。


「コマクサ」は高山植物の女王と呼ばれます。


このような荒涼たる環境でも健気に生育しています。


近くの不帰(かえらず)の滝。


さらに下ると滝見台があります。
性能の悪いカメラではうまく撮れませんが、これが三階の滝。


遠くに不動滝。


滝見台では5時半くらいになっていましたが、好天で日が長いため十分に愉しめました。
無事帰宅し、1泊2日の山形への小旅は終了です。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
蔵王のお釜 (りりん)
2023-07-27 13:07:36
こんにちは
私も蔵王のお釜、若い頃に何度か見ました
コバルトブルーが美しかったです。
久しぶりに見れてよかったです。

コマクサの花、夏の暑さにも冬の厳しさにも強いですね。
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Unknown (kaz)
2023-07-27 14:19:19
りりんさんへ。
コメントありがとうございます。
そうですか。喜んでもらえれば幸いです。
お釜は天候で色を変えるので五色沼とも呼ばれますね。
小生もしばらくぶりできれいなお釜を見ました。
コマクサも少なくなりましたが、見ることができたのはよかったです。
小生もキャッチコピーはよく覚えていますね。本は読んでいませんが。
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