里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水路と土手の補修を続ける

2019年02月07日 | 田んぼ
 先月から、水路や土手の補修をしています。雪が降り中断しましたが、再開しました。
 少々重労働なのでできるだけ長時間はやらないように心がけています。少しずつ何日かかけて作業します。 
 これは今年切り出した生木なので重いです。ただ、現場が近くなので、遠くから運ぶ必要がありません。


 それでも適当な木がないときには、いったん片付けた杭を運んできます。
 これは、いったん家に運んだもの。
 

 太くてそのままでは使いにくいものや用途によっては、割ってから使います。栗の木はまさかりで割るのが比較的容易な木です。それでも長いものや節のあるものを割るのはかなり苦労します。


 チェーンソーで削り、杭を作ります。


 この辺は、以前に杭を打って補強した所ですが、弱くなっていないか点検します。


 弱くなったところは再び新たな杭を打って補修しました。


 この辺は山側の土手の補修で、完全な北向きで日が全く当たらないため、ほんのわずかながら雪が残っているのが分かります。


 できるだけ長くて太い杭を打ち込んで補強しますが、結構大変です。




 それでも、今年は雪が少なくて助かります。例年だと、北向きの日陰は根雪になり、作業ができなくなることが珍しくありません。好天続きの反動が気になります。

いま、干し柿はヨウカンのよう

2019年02月06日 | 干し柿づくり
 

 干し柿は、硫黄燻蒸し、乾燥し始めてから2ヵ月半が過ぎています。
 これが、現在の干し柿の状態です。茶菓子として途切れず出されています。
 前回の写真は8週間目ですから、今回は11週間目ということになります。
比べてみると
 外観は、これが8週間目。


 これが、11週間目。
 表面は乾き、しわが深くなって、水分がさらに抜けたことが分かります。


 中身は、これが8週間目。


 これが、11週間目。
 ひと目では違いがよく分かりませんが、すっかり固まっています。


 当然表面も硬くなってきていますが、中身がまさにヨウカンのような状態になってきました。


 食感や味わいは変わりますが、甘味は変わりありません。
 この写真の干し柿は比較的大玉のものですが、小玉のものはさらに歯ごたえが増しています。私はどちらかというと硬めが好きなのでいいのですが、硬いのを好まない人には向かないでしょう。軟らかい干し柿を好む方は、軟らかいうちに冷凍にすることで、解凍しても冷凍前とほとんど変わらない状態が維持できるようです。

雪が消えた雪中甘藍を採る

2019年02月05日 | 畑:葉菜類



 先日の雪で、まさに雪中甘藍となった寒玉キャベツ。
 これは、その時のもの。
 

 本来の雪中甘藍は、雪に埋もれた甘藍を雪の中から掘り出して収穫するものかもしれません。いわば天然の冷蔵キャベツを収穫するものと思いますが、ここでは、さすがにそのようになることは稀です。
 先日の雪は間もなく溶け、今では乾いています。



 トーホク種苗のその名もずばりの「寒玉キャベツ」という品種。天候も違いますから一概には言えませんが、昨年作った渡辺採種場の「冬穫りB号」と比べると、葉脈があまり太くなくすっきりとした形をしています。その分食感もいいと言えるかもしれません。



 紫色のアントシアンがかなり強く出ているので、あるいは寒さに対する抵抗力は少し劣るのかもしれませんが、完全に結球しても凍害を受けていないので、何の問題もありません。むしろ、美しく感じます。




 寒玉キャベツはまだいくらも収穫していないので、一生懸命採らないといけません。



 これから、再び雪中甘藍の状態になることはあるはずです。少しずつ降ってもらう分にはいいのですが、一度のドカ雪だけは勘弁してほしいものです。


名店「一力庵」店主が故郷で開店

2019年02月04日 | 小旅


一力庵」を訪れるのは今日が二度目。
かつて職場の同僚だった方の紹介でした。
一力と言えば、昔、仙台市一番丁にあった一力鮨が思い出されます。鮨やふぐ料理の仙台市内きっての名店として知られ、我々には敷居が高く、1、2度訪れたことがあるのみです。この店は大分前に閉店となりましたが、ここで修行した料理人の方がのれん分けで仙台市泉区に開店したのが「一力庵」だそうです。この店は長く続いたよく知られた店ですが、いつの間にか閉店されました。私は訪れたことがなかったのですが、聞けば、そこの店主が故郷に帰り開店したのが、ここ「一力庵」なのでした。

大将と話しをしてみると、体をこわし、しばらく休んでおられたそうですが、昨年10月、新たに実家敷地に店を開いたということでした。 大将は大変穏やかな方です


天ぷら中心の蕎麦やご飯がリーズナブルな料金でいただけます。

前回は冷たいのをいただいたので、今回は暖かい天ぷら蕎麦をいただきました。写真を撮らないでしまいましたが、蕎麦の丼と天ぷらが別になっているのが特徴。さすが一流料理人の味と満足できます。

予約で ふぐ料理のコースを注文できますし、もちろん飲み物各種、宴会予約も可能です。



場所は東北新幹線白石蔵王駅から県道を角田または丸森方面に2キロほどの静かな田園地帯にあり、雄大な蔵王連峰が一望できます。



今日は残念ながら蔵王連峰は完全に雲の中でしたが、天候がよければ白石蔵王駅の背に迫るような迫力ある姿が望めます。

大将が故郷に帰られて開いた店に、多くの人が訪れてくれることを祈念します。
これは、以前投稿したほぼ同じ地点からの絶景写真。改めて載せてみます。



万年青(オモト)を墨彩画で描く

2019年02月03日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙



 万年青を墨彩画で描きました。
 万年青と書いてオモト。周年、葉が青いことからきているようです。縁起物として珍重され、赤い実をつけたものはさらに喜ばれます。万年青は葉を愛でるものだそうですが、その独特な姿を描くのはかなり手ごわい。
 動きを出すのに線描を少し加えてみました。