里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

何か変アスパラ菜がまだ採れる

2019年02月11日 | 畑:花菜類



見てくれは悪いですが、アスパラ菜がまだ採れています。
この辺りで、今時、アスパラ菜を収穫するというのは過去に経験がありません。外葉は枯れ上がっていますが、新芽が元気よく伸び、すっと立っているのです。
売り物にできるとは思いませんが、食べるのに何の支障もないですし、その本数が半端ではありません





この辺りでは、アスパラ菜の収穫は年内が主で、年を越してもまもなく収穫はおしまいになるのが普通です。寒さが急速に厳しくなり、積雪もあるので、新しい芽は伸びても萎れて回復できなくなるからです。ところが、今年はそうならないのです。





まずもって今年は急激に低温になることがなく、しかも低温が続かないことが一番の要因です。そのため少し萎れるかなと思ってもすぐ回復するのです。また、アスパラ菜自体も、急激な低温には弱いものの徐々に低温に合うことで抵抗力が増していくのではないかと推測します。



それにしても、今冬の気候が今年だけのことなのか、これが常態化するのか、考えなければならない時代になったのでしょうか。今年はまだ一度もまともに雪が降っていません。この辺りでは今までに10センチ以上の降雪が何度かあるのが普通です。低温もここ2.3日ようやく低温らしい低温になったといった状況です。
何年か前、ある東北の試験研究機関が柑橘類の研究を真面目に考えていると聞いたことがあります。
しかし、自然現象に普通も異常もなく常に変化するもので、まして何か起こると想定外などと言ってしまうのは、我々人間のうぬぼれなのかもしれません。


母の残したらっきょうの管理

2019年02月10日 | 畑:土物類



これはらっきょう。



イマイチぱっとしませんし、たいした株数ではありませんが、作り続けています。18年前に亡くなった母が昔から作っていたものを何とか守っているといった状態です。
いったん止めてしまうと、種が絶えて復活は難しくなります。



少し早いですが、追肥と土寄せをしました。らっきょうの付く数と大きさは株の出来とほとんど比例するので、地力がもう一つのこの場所では追肥が欠かせません。
粒状の速効性肥料を施しました。



土が思いのほか軟らかく、管理機を持ち出すまでもないと思い、土寄せは鍬だけで済ませました。変則な2条植えなので鍬の方がやりやすいです。





少し水分不足なのでひと雨ほしいところです。



らっきょうといえば、甘酢漬けが定番ですが、私はあまり得意でないので、いつも妹が醤油漬けを作ってくれます。
春に向かってうまく育ってくれるといいのですが。


「竜のひげ」を墨彩画で描く

2019年02月10日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙



 「竜のひげ」が「ヤブコウジ」とコラボしているところを墨彩画で描きました。
 今、「竜のひげ」は、長く伸びた葉の中に隠れるように光沢のある紺の実を付けています。そして、すぐそばで「ヤブコウジ」が赤い実を付けているのも見ることができます。
 ただ、「ヤブコウジ」の葉は濃い緑とは言えなくなっています。「ヤブコウジ」も元気なときのイメージで描いてみました。

紺色の実が輝く「竜のひげ」

2019年02月09日 | 野山


 竜のひげは蛇のひげともいわれますが、この辺りでは、もっぱら猫玉です。
 我が家の裏山の土手には、この猫玉が群生しています。もちろん植えたわけではありません。天然のものですが、一面に覆われているため土止めの役割も果たしています。細い葉が密生し、根も深く多いので天然のカバープランツとなっています。


 そして、庭や畑の周囲などにも自然発生的に生えています。鳥が運んだり、種がこぼれて株が増殖していったものでしょう。石垣の周りにもたくさん生えています。





 その実は、紺色というか藍色いうか、光沢があって大変綺麗です。




 ただ、葉の勢いが良く群生しているところでは、表面からはこの実はほとんど葉に隠れて見えません。葉をかき上げるとその下に見えます。
 近くにヤブコウジが生えていることも多く、赤と紺のコラボも見ることができます。ヤブコウジは大分色が褪せてきました。






 子供の頃、この実を竹鉄砲の弾にして遊んだものです。それが猫玉の由来かどうかは分かりません。

今日は東京も雪になっているようです。このような時は南岸低気圧の北上で、この辺りは大雪になるパターンですが、抜けてしまうようです。これは珍しいことです。まだまだ先は長いので、これで終わりではないでしょう。

使って便利な篠竹を採る

2019年02月08日 | 野山


 里山には、篠竹が方々にあります。
 これも、色んなことに役立ちます。毎年冬場に篠竹採りをします。
 篠竹は色んなことに利用できます。昔はざるや篭などの加工品を作る方も多かったのですが、今、近隣に作れる人はいません。私も覚えないでしまいました。
 よく利用するのは支柱です。それもかなりの部分が金属や塩ビのパイプに置き換わりましたが、篠竹の方が便利なことはよくあります。とりあえずは、サヤエンドウを誘引するための支柱です。



 篠竹はたいがいが群生しています。ここも。そうです



 細くて短いものは採りません。できるだけ太くて長いものを選んで採ります。同じ群生していても、いい篠竹のあるところと良くないところがあるので、移動しながら採ります。



 昨年にストックしてあるものもあり、そんなに必要はないのですが、春になると忙しく篠竹採りをするような余裕はなくなるので、天候に恵まれている時に多めに採ってストックしておきます。
 短時間でしたが、いい篠竹が採れました。もう少し採っておきたいと思います。





今日は暖かかった昨日より気温が10度以上低くなっていますが、晴れ上がっています。昨今の天候はどうなっているのでしょう。