時代劇映画の撮影で
キャメラはクレーンで高い位置から
オープンセットの群衆を狙っています
賑やかな宿場町で、時代劇の扮装で
町人が歩いている場面です
ときどき大八車や
馬が通ります
… … …
町人に交じって助監督さんは時代劇の扮装に
トランシーバー片手で紛れ込んでいます
キャメラの構図上、バランス良く町の人に
歩いてもらうために
クレーン上の監督からトランシーバーで
「上手を賑やかに…」
と町の人を動かす指示が出されます
それを聞いた時代劇姿の
助監督さんはさりげなく
周りの町人(俳優さん)に
注文を出していきます
クレーンのキャメラから見て
町の人がひとかたまりになると
構図上、具合が悪いです
映画にはインターカムはありません
オープンセットやロケーションで
トランシーバーは大活躍でした
日活の銀座四丁目の
隠し撮りのロケーションも
トランシーバーが活躍したと
聞いています