昔は映像といえば
絵画しかありませんでした
そこへ写真が登場します
その写真が今度はリアルな動きを持って
活動する活動写真(動画)が出現します
その活動写真もモンタージュだとか
新しい編集技巧や演出の工夫で
どんどん進歩します
活動写真も遂に音声を得て
トーキーと言われて映画になります
映画もモノクロから天然色(カラー)となって
映画産業はますます隆盛を極めます
街の映画館は,二本立て興業で
毎週新しい作品が上映されました
貧弱な企画の映画でも赤字知らずでした
××作品は赤字でしたと撮影所側が発表しても
それは撮影所側が見込んだ成績に至らなかった
というものでした
新しい映像としてテレビジョンが出現しました
最初は,朝からお昼過ぎまでそこで休止して
夕方から、夜の10時過ぎまでの
短い放送時間でした
それまでの映画館の映画に比べて,
家庭のテレビは小さくて標準の画面が
14吋でした
美しいカラー映画(天然色)に比べて
テレビの出発は,モノクロでの締まりのないピントの
少し甘いボーッとした画面でした.