ザ・シンフォニー・ホールは
着飾った観客で満席です
… … …
演奏会場が満席になると
適当に音が吸収されていい雰囲気です
ベルリン・フィルのプレイヤーは
正装で舞台に並んでいます
そこへ、舞台下手(しもて)から
正装のヘルベルト・フォン・カラヤンの登場です
カラヤンは 足下が少し不自由なのか
ゆっくり、ゆっくり楽団の間を通って
指揮台に近づいていきます
指揮者カラヤンの舞台の出から
指揮台までワン・ショットで
フォローするカメラがありますが
放送ではそのショットは
カットされるはずです
カラヤンの指揮棒が振り下ろされて
ベルリン・フィルの演奏が始まりました
超一流のオーケストラは
なんとも艶のある素晴らしい音です
同じ舞台にいる私には素晴らしい生音が聞こえますが
気の毒にも録画中継車のエンジニアー、
音声ミキサーのKさんには
モニタースピーカーからしか演奏は
聞こえません