民間放送(ラジオ)が
始まった頃のラジオ(受信機)の
回路は並四(なみよん)がほとんどでした
もちろん真空管式ラジオです
真空管名は57(ごなな)→56(ごろく)→
12A(いちにいえい)→12F(いちにいえふ)
の四本だったと思います
並四ラジオで特徴的なのは
スピーカーがマグネチック・スピーカー
だったことです
マグネチック・スピーカーは
馬蹄形の永久磁石にコイルと
鉄片を備えた構造でコイルに
ラジオの音声信号が流れると
鉄片が音声信号によって
振動します。
その鉄片の振動をスピーカーコーンに
伝達します
このスピーカーは音質が悪く
低音のないキャンキャンした
音でした。