真空管を動作させるには
まず、フィラメント、ヒーターを
点灯させなくてはなりません
次に真空管の陽極(プレート)に
高い電圧をかけなくてはなりませんでした
電灯線につないで聞く
家庭用の真空管ラジオでは
問題がないのですが
真空管で携帯ラジオを作ったり、
携帯ラジオを聞く時が
大変でした
真空管をまず点灯するA電池は
1、5ボルトの単一型乾電池を数個
真空管の陽極に電圧をかけるB電池は
小さなセルを直列接続した
60ボルト~90ボルトの
四角くて重い積層乾電池(せきそう)が必要でした
当時の携帯ラジオは大きく
重くて運搬に大変でした
私は、133A複合真空管を
使って、A電池は単一乾電池
B電池は単三乾電池を
30個シリーズにつないで
45ボルトにして電池式ラジオを
作りました。
真空管を点灯するA電池に比べて
電流があまり流れない
B電池は長持ちしました