真空管を使った携帯ラジオは
真空管の大きさもさることながら
重たくて大きくて高圧のB電池や
真空管のヒーターを点灯させる
A電池が場所を占めていました
… … …
日常、自動車を使用する
アメリカでは大きくて重い携帯ラジオは
苦にならなかったのかも知れません
映画のロケーション現場で
何かの時間待ちのとき
記録係のスクリプター嬢が
手提げ鞄の中から掌に乗る
小さな箱を取り出して
スイッチを入れると
アナウンスと音楽が流れ出しました
その小さな箱には積層B電池も
A電池も見あたりません
その大きく音楽を鳴らしている
小さな箱が,トランジスターラジオでした
東京通信工業=東通工=ソニー製でした
私とトランジスターラジオの
初めての出会いでした