NHKのラジオ番組「街頭録音」に
どんなテープレコーダーが使われていたのか
わかりませんが
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NHKに出入りしていた
東京通信工業(東通工=現ソニー)が
携帯型テープレコーダー「デンスケ」を完成させます
携帯型テープレコーダーはベルトがついていて
肩から提げてマイクを手に持って
取材できるようになっていました
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録音機は電池駆動でしたが
電池消費を極力抑えるため
テープ駆動はゼンマイを手で巻いて動かす
構造で、「デンスケ」は
民間放送でも使われていました
スイスから電池駆動の「ナグラ」が
輸入されて放送・映像・映画制作に
広がっていきました
これら携帯型テープレコーダーはいずれも
オープン・リール・テープでしたが
コンパクト・カセットを使った
「カセット・デンスケ」がソニーから登場しました
「カセット・デンスケ」は蒸気機関車の生録(ナマロク)用に
鉄ちゃんのテープ・レコーダーとして重宝したようです。