NHKが自局の第一放送、
第二放送の二波を使って
実験放送ができるのに対して
民間放送(民放ラジオ局)が
実験放送するのは
大変だったことでしょう
大阪では朝日放送が左チャンネル
毎日放送が右チャンネルを受け持って
実験放送がはじまりました
二台のラジオをつけると
ステレオ放送が始まるまで
それぞれ別の番組がラジオから
流れています。一寸不思議な感じです
ステレオ番組を朝日、毎日のどちらの局が
製作したのかとか、2チャンネルの音声を
どのように配分してどのようなルートで
他局へ送っているのか
不明でしたが
私はいつまでも自作のバラック・ラジオでは
体裁上具合が悪いなあと思い始めていました
AMステレオ放送が深夜放送としてしばらく続きました
メーカーからAMチューナーを2つ備えて
オーディオアンプも2つ、それにステレオ・LP入力の
プリアンプの構成のトリオ(春日ムセン=現・ケンウッド)の
既製品を購入しました
このトリオのステレオ受信機は
勿論真空管式でした
ミニアチュア管がずらりと
並んでいました