初期のカセット・デッキは
A面の録音が終わると
カセットをひっくり返して
B面を装填して録音を続けました
それがA面の終わりを検出すると
デッキは、「ガチャッ…」と音を立てて
録音ヘッドを180度回転させて
モーターの回転を切り替えて
B面に録音を続ける機構。
… … …
またカセットを機械的にひっくり返す構造もありました
これは見ていて楽しいものでした
… … …
これらの構造を「オート・リバース」と呼んでいました
カセット・デッキで重要な
録音ヘッドの材質を東北大学金属が
開発したセンダスト・コア(仙台)や
またアモルファス・コアを使った
ものもあらわれました
カセット・テープに
開けられた穴の
位置(検出孔)で、バイアス設定
イコライザー設定が自動的に
設定できるようになっています
カセットに開けられた誤録音(誤消去)防止ツメを
折ることでそのカセットに重ねて(誤)録音できないよう
になっています。再録音するにはそのツメ(検出孔)に
セロテープを貼れば可能です
カセット・デッキは
いろいろ改良やアイデアが盛り込まれて
ますます使い勝手のよい道具(機器)でした