LPレコード、オープンリール・テープ、
カセット・テープと音楽の記憶媒体に
新しくデジタルのCD(コンパクト・ディスク)
が加わりました
CDは
フィリップスとソニーの共同開発でした
収録時間をどうするかという問題では
ヘルベルト・フォン・カラヤンの
アドバイスで
ベートーベン交響曲第九番が
CD一枚に収まるようにというので
CDの収録時間は74分になりました
大阪ミナミの日本橋界隈のオーディオ店に
CDプレイヤーが並び始めましたが
最初は、二十万円から十数万円の高価なもので
とても私には手が出ませんでした
ソニーから
ポータブルCDプレイヤーが
49800円という5万円を切る
価格で売り出されました
この廉価なCDプレイヤーが
きっかけになって以後、
他社からのCDプレイヤーの
価格も下がりました
レコード会社から相次いで
CDの新譜が発表されましたが
私は、どこまでCDが普及するのかと
のんびり考えていました。