映画で新しく企画される作品は
制作される前から封切り日が決まっています
天候不順でロケーションの日程が乱れて
セット撮影に変更されたり、何かの都合で
制作スケジュールが遅れることがあります
… … …
現像所の処理や編集などのタイムリミットから
何日までに撮り終えなくては、封切り日に間に合わない
というしわ寄せが撮影現場に迫ってきます。
… … …
私も映画時代に、追い込みで徹夜の仕事がありました
朝、仕事が終わって、出勤時のラッシュアワーの電車に
逆行して帰宅したことが何度もありました。
テレビ局に転職してからは
テレビは生放送時代でしたから
番組はすべて生放送でした
時間が来れば放送(制作)が始まって
放送が終われば1秒の狂いもなく仕事も終わっていました
出勤、退社時間は決まっていましたから
銀閣寺道バス停(京都)から市バス、京阪電車、大阪市バスの
通勤も苦になりませんでした
… … …
ところが、アンペックスのビデオレコーダーで
録画番組が始まると、私の出退時間が怪しくなってきました
テレビ局の録画番組に対する不慣れ
録画番組の録画順番待ち、
制作途中でNGが出て、最初から撮り直しとか
また、録画撮り番組の試写(プレビュー)でのディスカッションで
遅くなるなど、
京都から大阪へ通っている私にとって時間的に苦痛になってきました