日本の映画会社は、東宝、新東宝、松竹、
大映、東映と五社ありました
そこへ、日活が映画制作を開始することになりました
新しく映画制作を再開させる日活では
優秀なスタッフ、人気俳優さんを集めなくてはなりません
東宝、新東宝、松竹、大映、東映の五社は
五社協定を結んで、日活へのスタッフ、俳優さんの
流出を阻止しました
日活は他社の俳優さんが使えなかったので、劇団民藝、新国劇で
時代劇、文芸映画を制作していました
石原慎太郎の「太陽の季節」が芥川賞を受賞しました
世間ではこの小説に賛否両論で世間を賑わしました
文壇デビューした石原慎太郎の頭髪を短く刈ったスタイルを
「慎太郎刈り」として若者に流行りました
… … …
日活は「太陽の季節」を映画化して大ヒットを飛ばしました
若者の風俗として「太陽族」という新語があらわれました
プロデューサーの水の江瀧子(みずのえたきこ)が
慎太郎の弟、裕次郎をデビューさせました
日活は「狂った果実」など現代劇が好調でした
石原裕次郎、小林旭、宍戸錠、二谷英明、
赤木圭一郎、待田京介、浅丘ルリ子、吉永小百合
笹森礼子、中原早苗、など
「日活ダイヤモンドライン」
「日活パールライン」と看板を上げます