石原慎太郎の「太陽の季節」の映画化で
弟の裕次郎を端役で出演させて制作されました
映画「狂った果実」は、石原慎太郎作に
裕次郎、主演の映画でヒットを飛ばしました
… … …
石原裕次郎は、新しいタイプの
存在感のある俳優でした
日活の映画制作再開は新国劇、民藝を
使った地味な作品でスタートしたのですが
石原裕次郎の出現で、新しい現代劇映画が作られました
私は「嵐を呼ぶ男」で石原裕次郎を初めて見ました
ヒロインの北原三枝は凄腕のマネージャー役でした
演出は、井上梅次監督で、音楽ものが得意でした
作曲家、平尾昌晃(ひらおまさあき)が歌手として
出演していました
… … …
映画のクライマックスシーンは、舞台で裕次郎の
ドラムソロが展開されます
ドラムソロの吹き替えは、白木秀雄でした
当時、軽音楽界で、ドラムは、ジョージ川口
フランキー堺に、この白木秀雄の三人が人気プレーヤーでした
石原裕次郎より先輩?の小林旭(こばやしあきら)が
「ギターを持った渡り鳥」の渡り鳥シリーズで
ヒットを飛ばしていました
ギターを弾きながら北海道の広大な草原を行く場面があって
まるでアメリカの西部劇の一シーンを見るような映画でした