日活は現代劇ですからロケーションは
実際の街中で「隠し撮り」で行われていました
大人数のロケ隊で出かければ目立って無理です
事前に撮影所で出演俳優さんとスタッフは
綿密な打ち合わせをしてロケに出発します
… … …
新宿とか銀座の決められた場所に目立たないように
カメラをセッティングします。
一方、俳優さんは決められた
場所にスタンバイして打ち合わせ時間がくれば
演技をしながら歩き出します。
カメラはそれをこっそり撮ります。
そして時間が過ぎれば、隠し撮りの
ロケは終了です
… … …
出演している俳優さんと、カメラ側の
スタッフは、ロケ現場では会うことなく
それぞれ撮影所に戻ります。
街中の「隠し撮り」では俳優さん側に助監督が
付き添っています。
その助監督とカメラ側の監督との連絡は
トランシーバーが使われていました。
俳優さん側の助監督から
「スタンバイOKです…」と、それにカメラ、監督側から
「本番いきます…」など連絡が交わされたのでしょう
世の中に携帯電話が現れてからは
トランシーバーの役割は終わりました
… … …
テレビのニュース生中継でも
携帯電話はテレビ局と現場の連絡に
大活躍しています