経営コンサルタントへの道

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月31日 「あたりまえ経営のきょうか書<戦略思考編> 5-16 経営理念の構築・再構築における自社の見直し視点

2024-08-01 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月31日 「あたりまえ経営のきょうか書<戦略思考編> 5-16 経営理念の構築・再構築における自社の見直し視点 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

7月31日(水)

 プレジデントオンラインによりますと、高齢者の4人に1人がYouTubeを見ているそうです。

 この費率を高いと見るか、低いと見るか、いや当然のことと見るかで見え方が違って来ますね。

 それらの高齢者を、私は「電脳高齢者」と呼ぶようにしました。

 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

■第5部 【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

5-2 経営理念とは何かを考える
 企業が、安定的に成長して行くためには、企業としての基礎がはっきりしていなければなりません。
 企業が目指すべき方向にそった「経営地図」が不可欠です。それが戦略であったり、経営計画であったりします。
 では、その戦略や経営計画は、どの様に構築すべきなのでしょうか。また、構築した戦略や経営計画が、それでよいのか確認する方法はあるのでしょうか。
 このような、企業の意思決定をするときの原点であり、「ものさし」であるのが「経営理念」です。

【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 5-16 経営理念の構築・再構築における自社の見直し視点

 それでは、自社を見直す「視点」について念のため見ておきましょう。
 再三お話していますように、時代の先行きが見えない、不透明な時代です。経営計画を立てることも難しいですし、立てても途中で修正せざるを得なくなる、といって経営計画を立てないとその場しのぎの経営になってしまいます。
 時代が不安定な時期には宗教が盛んになります。これは人々が心のよりどころをどこかに求めたいと潜在意識がそうさせるものなのでしょう。英雄が出てくるのも激動の時代です。不透明な時代であればこそ心のよりどころ、経営のよりどころ、判断のよりどころが必要なのです。
 経営理念とは、経営戦略の中核をなすべきもので、経営者の経営に関する基本的思想、信条のことで、企業としての使命感を明確にしたものです。その視点で見るときに、チェックポイント的な事項をここでご紹介しておきます。
  ①社会は、わが社に何を求めているのか
   ②社会の求めに応じるためのわが社の存在意義は何か
  ③それを実現するためのわが社の役割、目的は何か
  ④わが社はどの方向に進むべきか
   ⑤その結果わが社はどの様な企業になれるのか、わが社の将来像は何か
 これらを成文化し、ことあるごとに口にし、文書にし、全社員に理解させ、社員の判断・行動基準になるようにします。掲示しておくだけでは、絵に描いた餅にすぎません。絵に描いた餅では会社は良くなりません。
 経営計画、年度方針書など、すべての決定に対して正しいかどうか、取るべき道が間違えていないかどうかの判断基準にします。これがまた、社員に経営理念を徹底することにもなるのです。

 すでに、経営理念を経営に活かしている企業の業績は好調であることをご紹介しました。では、なぜ、経営理念を活用しますと、業績向上に繋がる企業が多いのでしょうか。経営理念の生み出す効果について触れておきましょう。

◇ 一体感
 経営理念は、組織の共通の価値を明らかにし、組織と従業員の一体感を高める効果があります。「共通目標・共通認識・共通行動」という全写真の指揮や行動のベクトルがそろっているからです。共通する価値の共有による一体感は、規則や賞罰以上に従業員のモチベーションを高めることに繋がります。

◇ やる気を生み出す発火点
 経営理念は、企業の社会的役割や責任、企業の目的、共通の価値基準を明確にしたものです。
 このため従業員は「なぜこの仕事をしているのか」「なぜこの仕事が重要なのか」「この仕事は会社のどの部分に位置付けられるのか」など、自己に与えられている仕事の意味を理解することができます。
 これにより、社会に対する貢献意欲や自己実現の欲求が、さらに明確になり、やる気を生み出す発火点になるのです。これはマズローの欲求5段階説でも説明がつきます。

◇ 企業宣言
 経営理念を内外に発表することは、企業の社会的役割や責任、企業の目的、共通の価値基準を宣言することになります。これは、コーポレート・アイデンティティー(CI:企業イメージの統一)の一部として企業のイメージ高揚に繋がり、宣伝効果を上げることにもなります。 

◇ 企業の憲法
 小学生でもわかる表現をしますと、経営理念は「企業の憲法」のようなものです。法律が憲法に則っているように、経営理念など下位概念が経営理念に基づきます。
 すなわち、経営理念は、企業のルールの基であり、行動規範を示す原点でもあります。



 


■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
      https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 8月1日 ■ 花火の日 ■ 水の日 異常気象は嫌ですね

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ 音楽プレーヤーの始まりはエジソンの蓄音機の発明にある?? 731
 デジタル録音の時代に、アナログのレコード盤の良さが見直され、一部の人が再び愛用しだしたようです。
 蓄音機は、レコード盤のプレーヤーです。
 その発明は、発明王トーマス・エジソンであると信じられています。
 しかし、それは、「誤解」です。
 蓄音機の特許は、エジソンが持っているので、その様な誤解を招いています。
 実際に、蓄音機が発明されのは、エジソンが特許を取る2年前のことです。

 誰によるものかは、【今日は何の日】をご覧下さるようお願いします。

  ■【今日は何の日】 7月31日 ■ 千日詣り 京都愛宕神社の行事 ■ 蓄音機の日 発明者は誰もが知っているリンクblog.goo.ne.jp

「電脳高齢者」とマーケティング
 プレジデントオンラインによりますと、高齢者の4人に1人がYouTubeを見ているそうです。それらの高齢者を、私は「電脳高齢者」と呼ぶようにしています。
 これまでは、「高齢者」という一括りでマーケティングをすることが多かったと思います。しかし、電脳高齢者は、他の高齢者とは特徴やトレンド、考え方、価値観などが異なっていると考えるべきです。
 一方で、電脳高齢者を含む「高齢者」の全体動向を把握したいですが、一般的にはネットを使っての調査となるでしょう。ところが、電脳高齢者以外は「デジタル・ディバイド」と言っても良いほどで、スマホの使い方もままならない人が多いです。
 本格的に高齢者マーケティングの調査をしようと考えたら、ネット調査に加え、電話を利用したり、面談調査も行ったりする必要があります。もし、これが実現できれば、希少価値の高い調査となるでしょう。
 高齢者マーケティングの分類方法も、60代、70代、80代・・・というような年齢層別の分類だけではなく、自立者(介護が不要な人)、非自立者(介護が必要な人)、後者では、認知症か、否かなど、これらも含め、用途によって、他の要素を加え多次元マトリックスでのデータのとり方も重要です。
 本人から直接調査できないことも発生するでしょう。家族や介護スタッフなどからの代理回答をせざるを得ないことも発生します。その場合の精度の問題も考慮しなければなりません。

 65歳以上の高齢者がいる世帯は、現時点では50%前後と言われています。この比率がますます高くなっていくことは否めません。「いつの調査」という調査時点も重要な要素となります。
 今後、ますます高齢者マーケティングの調査を高い精度で実施しようとしますと、難しさは増してきます。高齢者マーケティングの難しさをはらんだ高齢者市場でのビジネスや地方自治体の福利厚生施策での実施が余儀なくされます。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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