【経営コンサルタントへの道】 3. 有能な経営コンサルタントが持っている資質 6 気力・智力・体力
私は1970年代から半世紀にわたり、「経営コンサルタントとはお節介焼き」「当たり前のことが当たり前にできる企業作り」「現場を重視」「管理とは温かいもの」をモットーとして経営コンサルタントという職業に就いてきました。
経営コンサルタントになってから、いろいろな人から「なぜ経営コンサルタントになったの?」「経営コンサルタントになるにはどうするの」あるいはすでに経営コンサルタントになっている人からは「経営コンサルタントとして成功するこつは」などと聞かれてきました。
経営コンサルタントを目指す人の大半が、世の中に漂う“常識”的な方向定めと方法で準備を開始しています。しかし、経営コンサルタントへの道は厳しいですが、成功法による近道もあります。
経営コンサルタントを目指す人が一度は辿るこの道に、正しい回答になるかどうか、お役に立つかどうかはわかりませんが、独断と偏見をお許しいただき、以下のようにまとめてみました。ご参考にされ、皆様の自己責任でもって判断し、行動して下さい。
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■ 3. 有能な経営コンサルタントが持っている資質
前述のように、一口に経営コンサルタントといってもいろいろなタイプがあります。この種の人が経営コンサルタントに適していると言うことは断定できませんが、業務をこなすためには、最大公約数的に共通する資質というものがありそうです。
もし、これらの資質の多くを持ち合わせていないと自覚できるようでしたら、きつい言い方ですが、経営コンサルタントになることは慎重に考えた方がよいでしょう。経営コンサルタント資格修得をしただけでは、有能な経営コンサルタントとは言えません。
しかし、私自身が経営コンサルタントになる前は、これらの条件をあまり満たしていませんでした。ですから、この要件を満たさないからと言って、即諦めるのも如何かと存じます。
1.人間性
2.お節介焼き精神
3.知的ハングリー精神
4.バランス感覚
5.謙虚な態度
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気力・智力・体力 |
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経営コンサルタントというのがかっこいい職業に見え、あこがれて経営コンサルタントになりたいという人は考え直した方がよいでしょう。経営コンサルタントの一日を見てみるとそれがよくわかります。
経営コンサルタントの一日
経営コンサルタントの多くは、朝早く起き、メールを読むことから一日が始まります。メールを読んで、すぐに処理しなければならないものにはメールで返事を書きます。メールの中には自分でその場で処理できなくても、逆に自分でなくてもできるような仕事があります。そのような場合には、秘書に指示を出して処理をしてもらったり、秘書からの返事や処理を待ったりします。
メール処理が済まないうちに、顧問先との約束時間に間に合うように飛び出していきます。顧問先は点在していることが多いですので、移動はできるだけ電車や地下鉄など時間が読める交通機関を使います。これなら移動中にパソコンを使えますので、できるだけ自動車を運転して移動することは控えます。
移動や仕事中でもいろいろな顧問先から問い合わせや連絡の電話やメールが入ります。時には上司から飛び込みの仕事が入り、後の時間調整に時間をとられることも多々あります。あい間を見ては、秘書に指示を出したり、秘書からの回答や連絡をもらって顧問先にそれを返したりします。
時には市場調査に走り回ることもあります。顧問先から顧問先へと梯子をし、移動しながら報告書や提案書を作成したりもします。時間の合間を見ては情報収集をしたり、新規顧問先への訪問や開拓をしたりもしなければなりません。雑誌や出版する書籍の原稿や講演の資料づくりの締め切りが迫り、気ばかりが焦ることもあります。
ようやく一日の顧問先訪問などの予定が終わりますと、上司に報告書を提出します。時には、メールでは済まず電話や直接あって上司に報告したり相談したりします。普通の会社員なら月給として毎月決まって給料が入りますが、経営コンサルタントの多くは実績主義です。収入が少ない時もありますし、長期間病気などをしていては収入がないどころか病院の費用の支払いを心配しなければなりません。
経営コンサルタントの三力
私が経営コンサルタントになるとき、先輩コンサルタントから「ミリョクを持った経営コンサルタントは魅力的だ」と教えられました。
三力の第一は「気力」です。いくらこちらがよい提案をしても、こちらが力無い話し方をしては自信なさそうに聞こえ、話に迫力がありません。迫力がなければ説得力は出てきません。説得力がなければ相手はよい提案でも実行しようと決心が着かなく、結局、経営コンサルタントとしての業績に結びつきません。
第二は、「智力」です。知識だけの頭でっかちの経営コンサルタントは得てして現場経験が少なく、提案が抽象的になりがちです。実行して効果の上がる提案をするには、知識や経験に基づいた「智恵」が必要です。「智恵」すなわち、「智力」です。経営コンサルタント資格修得ができたからといってすぐに仕事ができるわけではありませんが、顧問先やその経営者・管理職よりも知識がなくては相手にされません。
第三は、「体力」です。前述のように経営コンサルタントは、机にかじりついてばかりいては仕事になりません。経営コンサルタントという仕事も体力がないと続けられないのです。
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経営コンサルタントというのがかっこいい職業に見え、あこがれて経営コンサルタントになりたいという人は考え直した方がよいでしょう。経営コンサルタントの一日を見てみるとそれがよくわかります。
経営コンサルタントの一日
経営コンサルタントの多くは、朝早く起き、メールを読むことから一日が始まります。メールを読んで、すぐに処理しなければならないものにはメールで返事を書きます。メールの中には自分でその場で処理できなくても、逆に自分でなくてもできるような仕事があります。そのような場合には、秘書に指示を出して処理をしてもらったり、秘書からの返事や処理を待ったりします。
メール処理が済まないうちに、顧問先との約束時間に間に合うように飛び出していきます。顧問先は点在していることが多いですので、移動はできるだけ電車や地下鉄など時間が読める交通機関を使います。これなら移動中にパソコンを使えますので、できるだけ自動車を運転して移動することは控えます。
移動や仕事中でもいろいろな顧問先から問い合わせや連絡の電話やメールが入ります。時には上司から飛び込みの仕事が入り、後の時間調整に時間をとられることも多々あります。あい間を見ては、秘書に指示を出したり、秘書からの回答や連絡をもらって顧問先にそれを返したりします。
時には市場調査に走り回ることもあります。顧問先から顧問先へと梯子をし、移動しながら報告書や提案書を作成したりもします。時間の合間を見ては情報収集をしたり、新規顧問先への訪問や開拓をしたりもしなければなりません。雑誌や出版する書籍の原稿や講演の資料づくりの締め切りが迫り、気ばかりが焦ることもあります。
ようやく一日の顧問先訪問などの予定が終わりますと、上司に報告書を提出します。時には、メールでは済まず電話や直接あって上司に報告したり相談したりします。普通の会社員なら月給として毎月決まって給料が入りますが、経営コンサルタントの多くは実績主義です。収入が少ない時もありますし、長期間病気などをしていては収入がないどころか病院の費用の支払いを心配しなければなりません。
経営コンサルタントの三力
私が経営コンサルタントになるとき、先輩コンサルタントから「ミリョクを持った経営コンサルタントは魅力的だ」と教えられました。
三力の第一は「気力」です。いくらこちらがよい提案をしても、こちらが力無い話し方をしては自信なさそうに聞こえ、話に迫力がありません。迫力がなければ説得力は出てきません。説得力がなければ相手はよい提案でも実行しようと決心が着かなく、結局、経営コンサルタントとしての業績に結びつきません。
第二は、「智力」です。知識だけの頭でっかちの経営コンサルタントは得てして現場経験が少なく、提案が抽象的になりがちです。実行して効果の上がる提案をするには、知識や経験に基づいた「智恵」が必要です。「智恵」すなわち、「智力」です。経営コンサルタント資格修得ができたからといってすぐに仕事ができるわけではありませんが、顧問先やその経営者・管理職よりも知識がなくては相手にされません。
第三は、「体力」です。前述のように経営コンサルタントは、机にかじりついてばかりいては仕事になりません。経営コンサルタントという仕事も体力がないと続けられないのです。
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